昆虫食についての私の考え 反対意見が少なすぎる

雑記帳
彩流
彩流

世の中、とくに日本の動きがなんかおかしいように感じます。

以下の記事は私の主観であり、研究開発等妨げるものではありません。また、日々開発されている方々には深く尊敬しております。

賛否両論あるなかの一論としてお読みください。

遺伝子組み換えは避けるのに、mRNAワクチンを打つ

納豆でも豆腐でも「遺伝子組み換え大豆は使っていません」と明記しないと売れない程なのに、遺伝子操作をする、副作用のひどい「m-RNAワクチン」を国を挙げて接種しようとさせる。

電気代を高騰させておいて、「原発再稼働しないと生活成り立ちませんよ」と言わんばかりの電気代。福島の土壌も水もまだ解決していないのに「under control」とは良く言えたものだ。数十年にわたってDNA、遺伝子の障害を見ていかなければならない。

そして、今回は「食糧危機を臨んで、昆虫食を」という事。

昆虫食の利点

私も長野へ旅行に行ったときには、イナゴや鉢の子などの佃煮を食べた。美味しく味付けされている。

タイかカンボジア旅行の際も、昆虫食を少し食べた。

あくまでも伝統食として。

伝統食と言えば、私の専門である漢方薬、薬剤師の立場から言えば「冬虫夏草」は外せない。

そして虫が作り出すものと言えば「蜂蜜」。最近はプロポリスだとかマヌカハニー等健康に注目されている。それでもバクテリアなどの関係で1歳、もしくは3歳までは食べない事となっている。

現に、本格的に食糧危機になった際は、タンパク質補給源として注目されるだろう。鉄や亜鉛などのミネラルもありそう。

現在注目されているコオロギは、飼育場所も小スペースでよく、雑食の為、人間の食べ残しもエサにできるとのこと。

昆虫食の不安点1 目的が不明確

食べ物に対するアレルギーなどは次以降にします。なぜこれが一番目に来るか?それは「理にかなっていないから」です。

当初の「食糧危機を救う昆虫食」というタイトル。私達の主食は米や麦、トウモロコシなどの「炭水化物」です。これらが食べられなくなるのであれば、これらに変わるもの、例えばジャガイモやサツマイモ、アワ、ひえなどの雑穀が当てはまります。

牛肉・豚肉を作るために穀物が餌になり、そして人間の食べる穀物が減っていく。そのために昆虫食?

であれば、牛肉豚肉の数を減らせばよいのでは?一部の人がこれら高級肉を引き続き食べたい為に、多くの人が飢えとの戦いで昆虫食になるような気がしてなりません。

まして日本は豊かな土壌と海洋資源に恵まれています。減反政策、農業の圧迫、酪農を十分保護せず「食料自給率が~」といって、輸入。そして円安になって昆虫食なのかと疑ってしまいます。

昆虫食の不安点2 そんなに食べない

先に書いた、長野や他の地域で食べたイナゴや鉢の子等昆虫。たべたとして、ご飯に少しのせる位。定食のお新香の量位いです。肉の代わりになる量ではありません。

見た目から遠慮する人も多いでしょう。粉にすればよいようですが、昆虫を乾燥させて粉末にして…だったらイワシやカツオなどの魚を食べたいです。

鰹節にしたって、お好み焼きにのせるのは、多くてもほんの数g。タンパク補給25gなどとても遠いです。

それなのに国を挙げて「食べさせる」というのは、あまり筋が通っていないように感じます。

昆虫食の不安点3 アレルギー

甲殻類のアレルギー、エビカニがダメな方は昆虫食も基本アレルギー発祥の恐れがあります。

全項目で書いた量のアレルゲン物質が粉末で一気に体に入ると、アナフィラキシーショックなど起こしそう。

更に、例に挙げたコオロギは雑食。どのようなものを食べているのかわかりません。殺虫剤、防腐剤などが生物濃縮で、虫の中に有害物質が多く蓄積されそれを一度に多く摂ることに不安を感じます。伝統食のイナゴは稲の草食。蜂も同様。

昆虫足の不安点4 海外ではほとんど話題になっていない

食文化の変化が多い日本。マスメディアで「WHOは」や「海外では」と言われると、なぜか信じてしまう人が多いです。

しかしながら、オーストラリアに住んでいると「昆虫食」、好きな人は食べれば?という程度。肉を食べるのを減らそうという動きはあるものの、そのかわりに虫!ということはあまり聞きません。

日本人で人体実験したいのかな?と考えてしまう程。

日本には大豆があり、味噌や豆腐などタンパク質はある程度しっかり摂れています。魚もある。砂漠の国で水や食べ物を巡って争いが起きる状況から離れています。野菜も肉も米も分け合えています。

逆に、グルテンフリーの米粉やダイエット食にコンニャク等、日本の食材が注目されているオーストラリア。最近は日本よりも野菜をたくさん使ったベトナム食の店が増えてきています。

昆虫食の不安点5 無理やり食べさせられないか?

上記から、無理に日本で食べる必要はない。それなのに権力者が無理にでも食べさせるとしたら…。自分たちは食べないでしょう。食べたとして、農林水産大臣あたりが、カメラの前で「おいしい」と言いながら一口食べる程度。

なんなら、ANAやJALのファーストクラスやビジネスクラス機内食で「昆虫食」を提供してみてほしいです。

スーパーに並べても「利益」が出るほど売れるとは思えません。「補助」がでて売ったとして、一番の供給先は「学校給食」や「刑務所」、「老人ホーム」などが浮かびます。これらはメニューを選べません。

解決策

100年後はどうなっているかは分かりませんが、食料が~というなら、まず穀物などをしっかり計画を持って生産できる体制を維持するのが先ではないでしょうか。農家が暮らせないような国。牛乳や弁当を何トンも捨てるような事がまずおかしい。

1000年近く米を中心に美味しく食べてきました。食べ物を美味しく食べて、10年後、50年後、100年後も同じように美味しく食べるようにする。昆虫も時々の珍味程度には良いかもしれません。

卵もほぼ完ぺきなバランスの取れたたんぱく質補給源。鳥インフルエンザにならないような対策を国を挙げて行う。対策補助は遅いのに、殺処分だけ早いのは違和感。殺処分される元気な鳥から見れば「感染症が広がっている人間は、殺処分しないの?」と言われそうです。

昆虫食の研究ももちろん大事。ただ、自分たちの今まで食べてきた食文化食材を守り育てるのも同時に大事なのではないでしょうか。それこそ一番の対策になりえるはずです。

まとめ

マスメディアで取り上げられている昆虫食。確かに利点はありそうですが、不安点も。私の主観から5つのテーマに沿って述べてみました。なぜ日本で昆虫食なのか、蛋白源としては不十分、アレルギー問題など。今ある資源を育てる方が大切と思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
賛否両論あると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました