この15年で変わった韓国・中国時代劇ドラマ 決め手は○○進出

雑記帳
彩流
彩流

アジアの時代劇好きの彩流です。

この10年で韓国・中国ドラマが

大きく変わった感じがします。

日本にはないリズムと話の展開で楽しめる「韓国・中国」産の時代劇ドラマ。

すべてを見ているわけではないのですが、BSで放送されている作品を観ていると大きく変わったな~と感じます。

あくまでも「男性目線」「気晴らしに見る程度」の感想なのでご了承ください。

東アジアのドラマ

この10年、韓国・中国は大きく変化しています。なかなか日々のニュースでは観ることができない近隣の国。ドラマ作成から浮き出てくる実情などもありそうです。

韓国時代劇ドラマ

街の本屋に行くと、韓国時代劇ドラマガイドなどの雑誌が売られています。

当初、チャングムやイ・サン等10年以上前に撮影された作品と、この15年(2006年から2021年)で作成されたドラマを比較。

まず、短編(20~30話)が日本で多く放送されるようになってきました。月~金曜日で毎日放送すれば2か月で1クール。テレビ局でも取り扱いやすいという理由もあるかと思います。

また、以前は「史実に基づいて」と言う意識が強かった作成側。最近は「史実をアレンジして」という組み立てが多いように感じます。

また、政治・暗殺・殺陣で、女性の活躍が多くなってきたようにも感じます。

強い女性に唖然とする身分を隠した王子様パターン。

あるいは美しさを求められた男性等も最近の風潮なのでしょうか

中国時代劇ドラマ

10年以上前はそれほど中国ドラマ自体が日本で放送されることがありませんでした。

それでも、三国志や項羽と劉邦、孫子、華佗などの歴史上の人物に合わせて制作され、少したってから日本に。

大きく変わったのはやはりドラマの海外展開が注目を浴びてからでしょうか。

2008年のオリンピックや2009年「Red Criff(赤壁)」あたりから、中国ドラマにも力が入るようになってきました。

経済活況になり、ドラマ作成にも力が入るようになってきたのでしょう。

さらに2012年あたりから、中国時代劇ドラマに変化が出てきます。「宮廷の諍い女」あたりから、女性主人公・女性同士の争いに重点が置かれるようになってきました。

さらに、以前は戦いや戦法、人材登用、泥臭い戦シーンなどが多かった時代劇が、急に華やかな女性たちが多くなってきています。

三国志外伝趙雲伝などは、少し鈍感な趙雲とそれを取り巻く美しい女性達。あまり聞いたことない名門文官の娘たちが恋愛や足の引っ張り合いをします。

同じく中国ドラマ「司馬懿仲達(軍師同盟)」等も、当初はライバルとの掛け合いが多かったのですが、後半には剣客だった妻とその女性達との争いに重きを置かれてきます。また、曹丕の妻選びも似た感じを受けます。

袁尚との「官渡の戦い」と、三国志一番の山場「赤壁の戦い」が結果だけで戦いに時間は割かれませんでした。

これ等は同じく、鈍感だが真面目な主人公とそれを取り巻く才色兼備な女性という構図。

アジア城

撮影技術はかなり向上

男性目線という事で、技術的な面も少し述べます。

撮影技術・背景美術の向上は顕著

韓国ドラマ、中国ドラマ両方に言えますが、撮影技術の向上は目を見張るものがあります。

ドローンを使用した撮影や、動物の動きをしっかり撮影して、画像も綺麗です。衣装も軽量化されているのか、鎧をまとった状態での体の動きが軽くなっています。

殺陣でよくある、飛び跳ねたときに放物線を描かず、水平に移動するワイヤーアクションも減ってきました。

背景美術も、この10年で大きく向上。以前は野外撮影の際、明らかに造花だったのが、自然に見えるようになってきています。さらに、CGも自然。

吹き替え口パクは、海外展開を考えているので、相変らず残っています。ただ、以前に比べると自然な感じになってきています。

BS放送のドラマ偏り

韓国ドラマ、中国ドラマで、日本での放送に目を移すとある共通点が見て取れます。

この15年、まず放送時間が昼間に集まってきたこと。以前は深夜など幅広い時間に放送されていたのですが、一部を除いて朝9時~15時頃までに集中しています。

また、CM,スポンサーが中高年女性向けがほとんど。男性向けはほとんどありません。もちろん観ている人は家にいる女性が多いのでしょうが、録画で観る男性は購買力が無いのでしょう。

この15年、とくにここ数年、再放送が多く感じませんか?新作が少ないというか、「またこのドラマ?」と感じます。日本のドラマ放送権を買う力が落ちてきているのかもしれません。

 

まとめ

今回は韓国中国ドラマの最近の傾向について書かせていただきました。

男性目線なので、見る人によってはツッコミどころ満載かと思います。

時代劇でも女性活躍の傾向が顕著なのは、経済背景や女性社会進出、視聴者層の女性増からの変化が見て取れます。これもドラマの面白さの一つです。

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