鰻のかば焼き、大好きです。
普段は清貧な生活をしていても、
時々無性に食べたくなります。
映画「男はつらいよ」から
鰻なんてものはな、額に汗して働いている人間たちが、月に一度か二度、おめでたいことでもあった時に、さっ、今日はひとつ鰻でも食べようかと言って大騒ぎして食うものなんだよ~ (男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け)
鰻の魅力
この記事を読んでいただいている方々は、鰻好きと思います。
敢えて言うまでもなく、ウナギは高級品に分類されています。
あの柔らかくてフワフワした食感。それでいて、口の中に入れたときの鰻独特の味の広がり。
他の食材ではなかなか味わえないものです。
鰻の栄養
鰻は栄養価の高い食材。中でもビタミンB1,B2だけでなく、脂溶性であるビタミンAやD,E等も豊富に含まれます。
ミネラルも亜鉛を多く含み、カルシウムも豊富。
ただ、正直なところ「体に良いからウナギを食べる」という人は少なく感じます。
多くの人は「ウナギを食べたいから食べる。」という心持ではないでしょうか?
鰻を食べるシチュエーション
折角高価な鰻を食べるなら、しっかりと食べたい、という方も多いと思います。
鰻やさんに行くと、大体定食やコース料理が提供されます。
一人で食べるよりも、やはり仲間内や鰻スキがそろって食べに行くのが多いのではないでしょうか。
牛丼チェーン店でも700円から900円程度で食べられますが、本格的なかば焼きを食べるなら、3,000円以上のコース。様々な値上げに生活が困窮する私たちにはどうしても高根の花になってしまいます。
そうまでして食べたいウナギ、鰻。やはり満足度の高い料理です。
セロトニンやドーパミンがたくさん放出されてそうです。
東北にはうなぎ屋が少ない
東北、とくに北東北に越してきてから、うなぎ屋さん少ないのに驚きました。
埼玉や鹿児島などには比較的多くうなぎ屋さんがあったので、少ないと選択肢や食べる機会が少なく、残念。
個人的には浦和(埼玉)の老舗うなぎ屋の鰻が美味しいです。浜名湖・鹿児島も美味しいと思うので、旅行に行ければ是非食べてみたいです。
店によって違う味や料理方法
店によってタレをはじめ調理方法、提供方法、値段が異なります。
評判のうなぎ屋さん。ネットでも☆が多いのですが、個人によって好き嫌いがあるため、あまり参考になりません。
私自身は生活が苦しいこともあり、あまり頻度良くうなぎ屋に行けません。ただ、新しい土地などに行ったとき、鰻屋さんを見つけると以下の方法で常連になるか、一度で終わるかを決めています。
ネットの☆数よりも書き込みと写真を見る。
様々なグルメサイトがありますが、定休日、営業時間やランチ提供の有無を調べる際、どのようなコメントが入っているかも見ます。
車で行くことも多いので、駐車場の有無を確認。
メニュー写真で大体の相場を把握します。
不衛生は論外。従業員・大将の対応が悪いコメントが多いと要注意。
写真からお新香に何が出ているかも確認(奈良漬、浅漬け等)
ランチタイムに一番安い鰻丼・鰻重を頼む
お店訪問の際、可能であれば正午より少し早めに店に到着。
ランチメニューの一番安い、基本メニューを頼みます。
このときにぞんざいに扱われる、鰻が固かったり冷めていたりするとマイナスです。
安い注文でもしっかり提供してくれるお店は、さすが「プロフェッショナル」という感想を持ちます。
鰻重・鰻丼は蓋がしてあるため、お客の自分の前に提供されるまで、少しの時間差があります。その時間差で、蓋に水滴がついている様であればだいぶ時間が経っていて、とても残念。水滴が無ければ、すぐに持ってきたという事になります。
何にしても、出来立ては美味しい!の一言に尽きます。
「老舗」と呼ばれる店は、並鰻重でもしっかり手間暇かけて提供してくれるところが多いです。
お会計までスムーズに
最近はファミレスの様に無線末端で注文を受け取る所も出てきましたが、まだまだうなぎ屋さんは紙に注文を書くところが多いです。
お会計の際、混雑していると、お客さんを裁くのが店員さんの腕の見せ所。
レジと伝票しか見ていないと残念ですが、逆に「美味しかったですか?またどうぞ!」の一言があるだけで、とても良い気持ちで帰ることができます。
うなぎ屋さんの変わり種
うなぎ屋さんと一口に言っても様々。ただ、多くのうなぎ屋さんで「天ぷら」を提供しているところが多いです。
鰻屋さんの天ぷら
鰻屋さんは和食。コース料理なども扱うので、刺身や串、天ぷらなどの一通りの料理技術はかなり高度です。
鰻屋に入ったものの、連れは天ぷらで…という時も、満足いく天ぷらを提供していただけることも多いです。
また、子供に人気の「唐揚げ」や「アイスクリーム天ぷら」なども、高い技術で美味しく食べることができます。
夢の二段重・三段重
わたしの憧れでもあります。かば焼き定食を食べればいいのに…という声も聞こえそうですが、一度食べてみたい鰻重のご飯の下にさらにウナギ。
鰻とご飯のミルフィーユ状態になった鰻重。一度食べれば十分とは思います。
山椒のこだわり
鰻のかば焼きにつきものの山椒。サンショウは生薬で「芳香性香味健胃薬」。
店によっては、S&Bの緑のキャップの山椒をそのまま置いてある店もあります。
赤いひょうたん型や樽型の入れ物が多いです。
なかには、ミル付きの山椒や緑色の山椒を提供してくれるところなどもあり、細かい所に店のこだわりを感じます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
魅惑の鰻、ウナギ屋さん。栄養価や食環境などありますが、旨いものは美味い。私なりの店の見分け方も書きました。
新しい店には新しい店の、老舗には老舗なりの技術や工夫があり、うなぎだけでなく他のメニューも美味しいです。
何事も、自分に合ううなぎ屋さんを見つけるのがおすすめです。
おススメの一冊
一食1,000円前後。一人暮らしにも
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