私事ながら、齢50近くで新天地オーストラリアに移住。仕事探しや生活の基盤を再スタートすることになりました。
アラフィフオジサンには厳しい再スタートですが、これも新しいチャンスと思い挑戦していきます。
さて、最近は移民にもIELTS試験が要求される風潮。留学時代にはIELTSに散々追っかけ回されました。
その後、15年以上英語から離れていました。
しかしながら、英語の勉強、仕切り直しです。
この歳ならではの戦略、「テクニック」の確認からスタートです
長文読解の必須スキル「スキム・スキャン」
就職、留学に必要なTOEFL/TOEIC、IELTS等の英語力検定はもちろん、英検、日本語教育や現国構文読解を教える立場の人にも必要なスキルです。
英語関連試験を受験するこれらの試験に、このスキム・スキャンスキルは必要です。
聞いたことが無い人もいるかもしれませんが、日常で生活していると、この「スキム・スキャン」と言う技術は無意識に使っています。
英語の勉強し直し、同じように再度英語学習が必要になった人には必要なスキルになります。
まずは、言葉の意味から見ていきましょう。
Skimming・スキミング 概要を掴むスキムSkim
Skimming(スキミング)は大まかに概要を掴むことを意味します。
英語試験でいえば、まず全体を見渡して、何について書かれているかの見当をつけます。
この時に、事実に基づいた小論文なのか・主張文なのか・物語なのか、を仮定して読むことで一段と見当をつける精度が上がります。
また、長い単語は大きな意味を持つことが多く、時々わざと意味不明な言葉・専門用語を入れて混乱させようとします。要チェックです。
挿絵や枠外の説明、数字、設問も読解の助けになります。特に長文読解の設問1は内容を問うものが多いので、選択肢の中を確認してからスキミングするのも良いでしょう。
Scanning スキャニング 必要な情報を探すScanスキャン
スキャンは日本語でも教科書や資料などを「スキャンしておいて~」と言われるくらい、日常語になっています。
ただ、気をつけなければならないのは、PCスキャンの理解だとスキミングの意味が強くなってしまいます。
スキャニングは、必要な情報を探すことです。スキミングで大体の概要を掴み、どのブロック・段落に書いてある内容をつかい、細かい所を見ていきます。
ただ、スキャニングは抽出目的。必要な情報を探しだすことが大切です。
この時は何の情報が必要なのか、問題の答えに結び付く言葉が何処にあるのか?を正しくとらえる必要があります。
問題を読み間違えないようにしましょう。
スキム・スキャンの実例
長文読解は苦手とする人が多いです。ここでしっかり得点を取って置くと、合格圏内へ近くなります。
また、留学や検定試験後もスキムスキャン能力は至る所で使用しますので、覚えておいて損はない能力です。
言葉の理解:例)バスの時刻表
日本でバスや駅などでの時刻表をまずは例題とします。最近は電光掲示板が多いですが、昔ながらの掲示してある時刻表とします。
まず、時刻表を認識するのはスキミング。
様々な掲示板から数字がたくさん並んでいる物体から「これは時刻表」と言うものを認識します。
平日と休日が左右に並び、中央に24時間表記の大きな数字。その数字の行に、数字がいくつか並んでいます。
次にスキャニングです。上りと下りを確認してから。
現在が午後1時45分であれば、13時の段に45分以降の数字を探します。55という数字があれば、次のバスや列車は「13時55分」に来ます。もちろん数字に脇に行き先が書いてあり、それが違えばその次を探します。
やることが分かっていれば何ら難しいことはありません。
長文読解によくあるパターン
実際の問題や問題集から例題を持ってくると著作権など諸々あるので、よくある長文のパターンです。
タイトル
イントロダクション(導入部)
主張か問題点
まず本文
さらに本文
そのうえ本文
最後にまとめ
その中で、まずタイトルや1~2段落目、そして最後の段落で書いてあること、筆者が伝えたいことが書かれています。ここまでがスキミング。
次に設問を読みます。内容を問われればスキミング。言葉や数字などを探していくのはスキャニング。
試験によって、それぞれ癖があるので、練習を重ねることが必要です。
練習には多読
このスキルに限らず、英文の長文読解は練習が必要です。
以前英語を教わった時には、何しろ多読が推奨されていました。細かい部分が分からなくても、「大まかの内容」と「自分に必要な情報検索」を繰り返し練習します。
新聞やネット情報(自動翻訳機能を一時停止)で練習。
また、好きな分野の本や小説を読むのも良いでしょう。
まとめ
英語の再スタート学習。私をはじめ、長文読解は苦手とする人が多いです。スキム・スキャンのリーディングスキルを使って少しでも早く全体像をつかみ、問題を解いていく必要があります。
それぞれの役割と例題で戦略を立て、克服するかを述べました。
試験前に繰り返し練習して、余計な事に頭を使わずに、少しでも余裕をもって受験できるよう練習が必要。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
これらのスキルは試験に限らず、普段の生活にも活用できます。フレームワークの一つとして、日頃から一緒に練習しましょう!
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