日本ではそれほど国旗や旗についてはうるさく言われませんが、海外ではとても大切。
少し間違えた対応をしただけで、信頼関係が崩れてしまう事もあります。
特に最近では、国葬で「半旗の強要・協力要請・各自判断」など言われ、子供たちも「半旗って何?」という、良い学びにもなったかと思います。
旗はシンボル
時々、海外ニュースで日本の国旗を燃やされる挑発的な映像を見ることがあります。記憶に新しいのは中国の反日運動。
あまりその映像で日本は「またやってるよ」程度ですが、自由を勝ち取った国、アメリカや戦争状態に近い国ではかなりの侮辱行為です。
仲間内でも、間違えて踏んでしまったらさらに大変。国旗や民族機に対しては敬意を示しましょう。
半旗・弔旗
国に貢献した人や皇族が亡くなった際などに弔意を示す「半旗」と「弔旗」
半旗はポールの半分から下3分の1程度の所で。
弔旗は旗の上に黒い帯をつけます。
旗を掲げる際、電話に呼ばれたからと言って、途中で止めると「おや?」となってしまいますので、旗はしっかりあげましょう。
上下・左右逆さまは「侮辱」と受け取られることも
日本の「日の丸」では上下や左右逆でも見分けがつきません。
ただ、多くの国では上下や左右逆の場合は、敬意を示されていない事が多い、侮辱している、と因縁をつけられかねません。
わからない場合等は、ネットで調べるか、外務省などしっかりした所の基準などに従いましょう。
特に英国やインドの旗は上下逆になりやすいので注意が必要です。
また、国や戦争・紛争などによっては「救援乞う」「異常事態発生」等の意味もあるそうです。
基本は「左が上」
ポールが二本あった場合、国旗と地域旗・学校旗、どちらが左でしょう。三本の場合は?
3本は中央が一番上。次に左、そして右です。オリンピックなどの表彰台と同じですね。
2本の場合は、左が上位です。
また、室内などで旗を立てに吊るす時も、左側を上にします。
国旗を重ねてはダメ
こいのぼり🎏になじんだ日本人。ポールが一本で上から吹き流し、所により大漁旗、そして鯉が並びます。
国旗も上下に並べたくなりますよね~。しかしこれはタブーの一つ。一つのポールで上下に国旗を並べてはいけません。
白旗(しらはた・はっき)
慣用句でも「白旗をふる・あげる」等ありますが、降伏を意味します。
これは陣地などの旗に使われます。
会談要求で武器を持たないで交渉しましょう、という場合にも使われるそうです。停戦交渉の使者も白旗を上げて相手に向かっていきます。
一般的に白旗を上げている相手に攻撃をするのは非難の対象になります。
歴史的な旗
シンボルとして白旗が使われたのは、項羽と劉邦の戦い。項羽軍の白、劉邦軍の赤。
日本でも、源平合戦。源氏が白、平家が紅。これから紅白の由来になったとか。
共産主義の赤旗に対して、非共産主義の白旗となる意味もあります。
色旗
白と赤は上記のほかにも様々な歴史があります。
その他の色としては
青旗…おなじみのパスタソース(アヲハタ)、美味しいですよね。
実際には後続車に道を譲れ!というサインに使います。
黄旗…障害物有。レースなどに使われます。
緑旗…上記黄旗の区間終了。同じくレースに。
黒旗…無政府主義団体のシンボルです。レースの場合などでは失格を意味します。
虹旗…LGBTの尊厳と社会運動を推進するシンボルです。
まとめ
旗についてのあれこれを並べてみました。
国によっては大きな問題にもつながるので、海外に出た時または海外から迎え入れるときには相手に敬意をもって対応しましょう。また色別の旗の意味も載せました。諸説ありますので、公式の情報を必ず確認してください。
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