少子化対策案を歴史好き🥰アラフィフオジサンが考えてみた

教室温故知新
彩流
彩流

アラフィフオジサンの私。

少子化対策について

考えてみました

昭和から平成、令和へ

私の記憶している限り、少子化対策は平成初期には叫ばれていた。
私は昭和40年代後半生まれ。いわゆる「団塊ジュニア」であり、「就職氷河期」「ロスジェネ」である。

私達の小学校は一学年5組だったが、3年後の入学からは4組になり、やがて3組になり、その辺りから「将来は老人を支える人数が減る」という事で「少子高齢化」と言われていた。これが昭和60年代。

歴史は飢えと衛生との戦い

はっきり言えば、同じ価値観で新しいものを生み出すのは難しい。世の中の変化は、世の中の動きに合わせて変化する。

人類は今まで「飢え」と「病気」によって変化してきた。十分に食べられなければ子供を増やすことはできない。衛生状態が悪く、生まれても育たなければ人口増にはならない。

この数十年で人口爆発を起こした地域はアジア・アフリカ。先進国の急な食糧援助と衛生変化により人口が増えた、と言われている。しかし、実際のところは分からない。それまでの統計がしっかり信じるに値するかどうか。

とはいえ、食料と衛生は今までの少子化対策だった。その名残は「医療費無料にすれば子供が増える」と考えた施策にも反映されている。もちろん衛生は行き過ぎではないか?と思えるほど、一般化している。

現状では政策&古い価値観で更に少子化は進む

その子供が育つとき、男女とも10代前半で生殖能力が整い、後半ともなると性欲や将来性を考え始める。20代前半には体も整い、就職し稼ぎを生み出している。

卵子を考えても、20代の若い方が妊娠に耐えられる体の状態、さらには放射線に当たった積み重ねも近年考えなければならない。年間2.4ミリシーベルトを浴びている。1シーベルトで吐き気、5シーベルトで不妊を考えれば、妊娠は若いうちに、というのは生物学的にも言えるのではないか。

にもかかわらず、昭和からの価値観が引きずっている。それらはほとんど親や親戚のプライドではないだろうか?

たとえば
・一人前になってから結婚==>このご時世、無理
・生活力ある人と==>非正規を量産された社会では難しい
・できちゃった婚==>世間様にはずかしい
などである。

甘い現実で育った祖父母世代、そして親世代私達40~60年代、現役世代の20~30代。

価値観の転換

さて、おなじみ歴史好きのアラフィフオジサンこと彩流。価値観が変わった2つの事例。
まず古代中国、始皇帝後の漢初期。実際は秦の始皇帝時代といっても良いかもしれない。

古い価値観を壊した「焚書坑儒」。かなりやり過ぎだが、それまでの習慣や制限などを変えた、という面では大きい。各地で違っていた様々な制度や尺度を統一させた。

戦国時代を終わらせ、新しい価値観を全土に敷いた秦、そして安定させ、新しい制度が落ち着いた「漢」の時代。

またもう一つは日本。織田信長~秀吉~家康の時代。それまでの古い価値観を壊した、「信長」の実績、天下を統一した「秀吉」、安定させた「家康」。歴史に苦手な人でもおなじみ。

少子化対策も「壊す」「変える」「安定させる」

まず、現代の「常識」とされる価値観を壊す必要がありそう。

という事で政策経済学に素人のアラフィフオジサン彩流の出番。知らない人の方がかえって見えるものがある。

①学生結婚を推奨する

まじかよ?と思われるかもしれませんが、大学生同士でできてしまい、堕胎。これは可哀そう。

学生結婚した際、休学をみとめるのは問題ないはず。海外では大学に学生用の託児所がある所が多い。

学費は保留させ、戻るまで5年間は大学に籍を。奨学金の際も保留か免除させる。

また、就職活動の際、男女問わず子持ちの大学生は採用に一定の補助を企業に。

但し、学生同士の場合に限り、出産まで1年以上学校に通っていることを条件とする等。

政府補助金が出れば、国が認めているという事で、価値観を変えることができそう。

②育児中求職者の採用を奨励

正社員とパート労働者の格差がひどい日本。さらに平成初期の「リストラブーム」で人件費を削るのが流行した、リストラできる経営者は素晴らしいとまでもてはやされた時代がありました。

その結果、過労や後継者が育たない(教える余裕がない)、一人欠けると回らないという職場に。

正社員でも半日や4時間以下の勤務、男女問わず週4日勤務を認めるべき。そして、人事採用の際は、生活がかかっている育児求職者を積極的に採用するよう奨励(補助金や保険制度等)。

医療や保育、介護などの報酬を「最低手取り賃金」で提示する等の制度作りを本格化しなければなりません。

③同性婚を認め、権利を認める

え?なんで?と思うかもしれません。
誰かを愛し、相思相愛になれば、一緒になりたいと思うのは当然の事。それを精度で認めない、というのはおかしい、というのが一つですが…。

二人が幸せなら、相手がだれであれ、一緒に暮らしたい、という気持ち、心や覚悟を認めるのが制度と責任。

憲法の「両性の合意の元」というのは双方の、ということで「男女」という事ではない。

幸せに暮らしている人が周りに多くなれば、結婚に対する憧れが生まれます。

今の世の中、幸せに暮らしている人・カップルが少ないように感じるのは私だけでしょうか?

④許嫁(いいなずけ)制度

結婚相談所を役所や県庁で行うもの。例えばですが、18歳の段階で特定の人がいない場合、お見合いパーティーや紹介、アプリの活用で「出会いの場」を提供。

こうすることで経験を積み、海外からの「ロマンス詐欺」を防ぐことにも。

マイナンバー等を活用すれば、自分と同じ生活環境・レベルの相手を抽出することも可能。もちろん情報漏洩が心配なので、国や役所の管轄。

仮に12歳で許嫁制度がスタートした際、良く話せる幼馴染として、男女の違いや理想と現実の違い等の教育にも役立つかもしれません。

⑤人材派遣会社をハローワーク等行政に一本化

非正規雇用、有期雇用で膨大な利益を上げている人材派遣会社。そこでコマとして派遣される人間は3年後にどんな仕事をしているか不安。そんな状況で良い仕事はできません。

さらに、企業側は時給2,000円払っているとして労働者は時給1,000円の丘陵を貰っていたら、相対的に差が出てくるのは当然。企業は「2000円の仕事をして欲しい」のに対し、労働者は「1,000円の仕事をします」となります。

更に、今までどのような仕事をしてきた、というポートフォリオ(業務履歴書)をハローワークの様な行政データーベースに自動で作られるように。

民間企業の労働中抜きを徹底的になくし、減らしていけます。

これ等は本当に夢物語。賛否どころか、現在の老害政治家では考えも及ばないでしょう。

とはいえ、本気で少子化に取り組むなら
「古い考えを壊す」
「新しい考え方を導入する」
「新しい考え方を安定させる」
という手段で進めるしかありません。

まとめ

今回は少子化対策について、歴史の事例から五つの代案を提示しました。過去の考え方を壊し、時代にあった価値観を導入、そして安定させることが必要です。学生結婚の推奨や、育児親の積極採用、同性婚や許嫁制度、安心して仕事ができる環境の整備など。賛否両論あるからこそ議論する余地があるのではないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いいたします。

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