早いもので2024年の2月も半ば。なかなか年初に立てた目標がうまく進まず焦っている方も多いのではないでしょうか？
今年の目標？
語学をマスターする、というのもそのうちの一つ。初心者入門者なら成長も早く明確なのですが、中級レベル以上になると成長しているのかもわからず、かといって海外ニュースが何言っているかわからない…TOEICやIELTSで何度も基準点に届かず、挫折を味わった身としては、言語・語学習得には本当にコンプレックスを抱いています。
note大学子育て教育部・英語部の課題参加
今回はnote大学、子育て教育部と英語部合同企画に参加しています。
語学習得と私
日本で多くの方が対面する語学が英語。グローバル化が進む現代社会において、語学力はますます重要になっています。しかし、多くの人が語学学習に挫折感を味わっています。私もその一人。
「単語を覚えられない」「文法が難しい」「聞ける話せるようにならない」
受験のための英語
ロスジェネ世代は中学から英語学習を行いますが、偏差値・進学受験のための英語。「使えない英語」どころか「劣等感を植え付ける」ための勉強でした。古文・漢文とともに「今使えない言葉・暗号解読」といった印象。
ネットもない時代、英語に触れる機会はほとんどありません。英字新聞や図書館で数冊ある「日本昔話（英語版）」程度。
文法や単語、言い回し等何度も紙に書いて練習、過去問や練習問題を解きましたが、かけた時間の割に成果が本当に薄く、クラスでも順位は下の方。私より下は当日試験がある事を知らなかった同級生位。
100人クラスで試験落ちたただ一人の学生
大学に進むと、第二外国として「ドイツ語」を学ぶ必要がありました。単科大学だったため、選択肢無し。
授業もほぼ出席。辞書も教科書も高価。そこでは表題の通り、勉強しているつもりでしたが、基準点に達せず「再履修」。英語同様、結構時間かけたつもりでしたが点数にはつながりません。
英語同様、ドイツ語の単語を何度書いても覚えられず。単語帳も何冊も無駄にしました。
ただでさえ他の勉強で学ぶことが多いのに、英語・ドイツ語といくら勉強しても成果の出ない教科。ますますコンプレックスが増していきました。
ただ、頭の中では他言語で薬や健康食品の相談に乗る姿が常に思い描き、憧れていました。
薬剤師不要論から語学へ
大学を卒業し、国家試験を受かってから薬剤師に。在学中から「ただ薬を知っている薬剤師は不要になる」と言われてきました。そして「薬剤師＋α」がないと生き残れないとも。
当時はドラッグストア拡大期。ただの処方箋通りの薬販売から、市販薬拡大の時代でした。
薬剤師の資格以外、当時の私にはコンプレックスであった「他言語」以外の選択肢が思い浮かばず。それならば、イメージできている英語ができるように薬剤師を目指したいと思いました。
「異性にモテる」という言葉は最強のモチベーション
更に背中を押した、というよりも、恥ずかしながら主な理由になりつつある「英会話ができる男性は、女性にもてる！」という雑誌情報。時代はバブル崩壊でしたが、それでもバブルの残り香が。
成田離婚という言葉が流行語になる時代。当時OLさん達が結婚し、新婚旅行へ海外に。新郎が全く英語ができず、海外に順応できないのでがっかりして、帰国した「成田空港」で別れる、というパターン。
英語ができればモテる。英語ができなければモテない。単純な私はこんなことからもモチベーションを得る事になります。
英会話学校の後、語学留学へ
当時、大きな駅の周りには英会話学校が乱立。水色の太字やピンクのウサギなど様々。幾つか入会金を払って参加しましたが、結局は「その場限り」。さらに先生に話を聞くと「母国語は英語ではないが、外国人だと雇ってくれた」という方まで。
外国人に対するコンプレックスは少ない方だと思っていましたが、この制度には憤りを覚えました。
それならば、本気で英語を集中的に勉強しようと、仕事を正社員からパートに切り替え、商売エリアの違う場所で留学学費・生活費を稼ぐため掛け持ちで。ただ、自分の目標がある時は人間頑張れるものです。
そして、自分で留学費を稼ぐ傍ら、当時封切された「Star Wars: Episode One」、おなじみスターウォーズ。映画の最初に出てくる字幕を、辞書なしで読むことを目標にしました。スターウオーズ好きには堪らない目標です。「May the Force Be With You」
英語を最終目標にしない
モチベーションが上がると言うことは語学に限らず、他の学習にも共通することです。
彼女（恋人）ができたら伝えたい言葉や表現が増え、同時に幸せな時間も迎えることができます。結婚すれば、嬉しい楽しい事ばかりではなく、関連する書類や挨拶等が必要になってきます。
「英語を使いたい」から「英語を使って何かをする」というモチベーションの変化、それも本能的な事につながることで、副産物的に語学力は上昇することができました。
ネットは「ほんにゃくコンニャク」？
ドラえもんを好きな方はどんな道具かご存知かと思います。未来の道具である「コンニャク」を食べることで、外国語でのコミュニケーションが取れると言うもの。
翻訳アプリやChatGPTによる翻訳の精度が上がってきています。ただ、飲み会やお友達を紹介していただけるときに翻訳機を通すのも…やはり相手との共通言語（リンガフランカ）である英語は機器を通さずに、自分の言葉で表現したいものです。
そういう意味では「食べると使える」という未来のコンニャク、素晴らしいです。
私のおすすめする語学学習
多くの人が挫折感を味わう語学学習。私もその一人でした。受験英語、ドイツ語学習で挫折し、コンプレックスを抱えていました。しかし、キャリアと「モテたい」という思いから、英語学習に再挑戦。目標設定、モチベーション維持、留学、そして実践的な使用を通して、英語力を向上させました。
そして良い仕事を得るにはやはり英語でコミュニケーション。いい所に住み、良い食事を好きな人と。人間の三大欲求を使うことで、語学学習のモチベーションをあげることができます。
アラフィフオジサンの私としては、同じように語学学習でつまづいている方には「好きこそものの上手なれ」と伝えたいです。
英語学習の問題点
幸いにもこの数年、小中学生に少し英語を教える機会に恵まれました。一生懸命面白くもない英語を勉強している姿は、何十年も前の自分を見ているようです。
ただ、中学生に童話（マザーグース）を教えても…。現在では様々な情報が溢れているので、英文記事10種類くらい提供して、自分の好きな記事を選ばせ学ばせる方が効果的。訳すのではなく理解させる。
また、テレビの吹き替えは彼ら学生には本当に百害あって一利なし。オランダ人やフランス人、中国人やマレーシア人などが日本に来て街頭インタビュー。英語で話しているのにそれを日本語に吹き替えている。字幕ならまだしも、彼らの英語力やアクセントを学ぶ機会を逸しています。
まとめ
今回は私の語学習得の経験と苦労を振り返りながら、語学学習の重要性やモチベーションの変化について語っています。
最初は受験英語やドイツ語学習で挫折し、コンプレックスを抱えていたが、キャリアやモテたいという思いから再挑戦。目標設定、モチベーション維持、留学、実践的な使用を通して英語力を向上させました。
薬剤師としてのキャリアを築く中で、英語の重要性を感じ、留学に挑戦。語学学習のモチベーションを高めるためには、仕事や生活、恋愛などに英語を活かすことが大切です。
語学学習においては、自分の好きな分野や興味を活かすことが効果的であり、また、他者とのコミュニケーションにおいて機械翻訳よりもリンガフランカでの表現が重要です。
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