こんにちは!早いものでもう9月。十五夜が9月17日、満月が9月18日正午。そして9月19日は彼岸の入り。そして9月22日は秋分の日です。暑さ寒さも彼岸まで。さすが酷暑の今年も彼岸を過ぎれば涼しく、やがて寒い冬がやってくるはずです。
そんな中でもnote大学子育て教育部は毎月恒例のお題に対しての記事投稿を行っています。
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このお題を考えた時、やはり感謝の言葉がまず浮かびました。ただ、50年以上暮らしている日々の中で、自分が取り残されているのでは?と感じた際に、心に一番沁みた言葉は「流石(さすが)○○先生」でした。
ということで今回は「元気になる言葉」として「流石(さすが)」という言葉について考えてみたいと思います。「流石、○○さん!」という言葉を聞くと、どこか特別で力強い印象を受けませんか?この言葉には、ただの褒め言葉以上に深い意味が込められています。
1.「流石(さすが)」の語源
まず、「流石」という言葉の語源について少し触れてみましょう。諸説ありですが、代表的なものに中国の「漱石枕流」があります。古代中国の政治家、孫楚(そんさ)が隠居したいと友人に打ち明けた際「石を枕にして、川の流れで口をゆすぐ」というのを、言い間違えて石で口をゆすぎ、川の流れを枕に」と言ってしまった。それを友人に指摘されたところ、「石で歯を磨き、水の流れで耳を洗うこと」と上手に返事を返したとのこと。これを聞いた友人が「さすが素晴らしいこじつけ」と感心した所から「流石(さすが)」となったらしいです。
因みに、旧千円札の夏目漱石は自分のペンネームにこの「漱石枕流」から取っているそうです。
2.「流石!」を言うのは相手を知らないと言えない
「流石!」という言葉は、単なる褒め言葉ではありません。誰にでも使えるわけではなく、その人の背景や実力を理解しているからこそ使える言葉です。「流石ですね!」と言うときは、相手の努力や実績、普段からの行動を知っていてこそ、心からの驚きと共に発せられるものです。だからこそ、安易に使うのではなく、相手のことをよく知ったうえで口にする必要があります。
3.「流石!」はその人ではなく、その人の行為に対しての褒め言葉
「流石!」という言葉は、相手の全人格を褒めるのではなく、その人が成し遂げた行動や成果に対しての言葉です。例えば、難しい問題を解決した時や、予想外の工夫を凝らした時に「流石だ!」と感じる瞬間が訪れます。この時、「流石!」と称賛されているのは、その行動や判断力、能力の発揮そのものであり、言われた人は一層の誇りを感じることでしょう。
4.「さすが○○さん!」と言ってくれる人は、私を見てくれている人
「流石!」と言ってくれる人がいるということは、その人が普段から私をよく観察し、理解してくれている証拠です。そういう人たちは、私の努力や苦労をしっかりと見ていてくれる大切な存在です。そのような人たちからの「流石!」は、ただの言葉以上に大きな励みとなり、元気をもらえる瞬間です。だからこそ、私もその人たちを大切にし、感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。
5.まとめ
「流石!」という言葉には、相手への理解と尊敬が込められており、ただの褒め言葉ではありません。その人の努力や行動をしっかりと見つめ、評価することができるからこそ使える言葉です。また、「流石○○さん!」と言ってくれる人は、私自身を見てくれている大切な存在です。日々の生活の中で、私も生徒をはじめ、ご縁のある方に「流石○○さん!」と言えるように、相手をよく見つめ、支えていきたいと思います。
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