これってコスパ最強!ところでコスパって?
コスパはコストパフォーマンスの略。宣伝に使われる言葉ですね~。
コスパとは
コスパとはコストパフォーマンスの略です。どれだけ少ないコストでどれだけ多くの利益を得られたか?という事です。
コスパが高い、という事は、相対的に少ないコストで多くの利益を得られた、という事。
コスパ最強、というと、他の比較対象より「お得」という事になります。
コストとは
自分が出すコスト。出資、支払いですね。
コストというと、金銭ばかりに目が行ってしまいますが、実際は金銭の他にも「時間」や「手間」、その他の必要な物事や廃棄方法までを指します。
いくらコストが安い、無料に近いからとはいえ、作るのに手間がかかるようではコストがかかると判断します。
おなじく、入手するまでに移動や複雑な手続きをしなければならない、というのもコストの原因です。
また、廃棄方法までも考えなければなりません。ある薬品自体は安く、仕事もしっかりして利益も得られる、しかしその薬品は環境を破壊し、生態系に深刻なダメージを…と言えばもうお分かりでしょう。
パフォーマンスとは
コストに対して、得られる利益が「パフォーマンス」です。
会社などの仕事でいえば純粋な「利益」になりますが、個人レベルでいえば「満足度」が良い表現となります。
仕事レベルでいえば、利益や時短、ミスの減少等目に見える物が尺度になってわかりやすいです。
しかし、個人レベルでいえば違ってきます。
このパフォーマンスで、気をつけなければいけないのは、満足度は個人によって違うという事です。
自分にとって、何が一番満足できる事なのか?という事を意識する必要があります。
また、満足度を物差しにした際、人間の欲の本質に限界がありません。一度満足すると、次では満足できなくなってしまいます。
コスパ 活用例
コスパと言う言葉が当たり前の様になっている昨今ですが、その本質を理解して活用することで味方につけることができます。
買い物でのコスパ
既に商品に手が届く状態(店やデパートなど)であれば、移動や持ち運びをあまり考えなくて済むので、値段と長持ちするかが判断基準になります。
そこに環境貢献度や機能(ノンアイロンなど)の付加価値を考えます。
成人式の着物ですが、物によっては100万円程度します。今後使うのは卒業式と家族友人の結婚式とすると、3回くらい。その間に保管などにもコストがかかります。ところが、100万円レベルであれば娘や孫も着ることができるようです。単価は高いですが、自分の満足度は高い商品(娘や孫が着るかどうかは別問題)。
テレビでもおなじみ「コストコ」。私も好きで機会があれば買い物をしています。
テレビでの紹介でも「コスパ最強のコストコフード」などと、紹介されている番組を観た人も多いのではないでしょうか。
ただ、コストコ店の近くに住んでいないと「コスパはあまりよくない」と思っています。
- 年会費4,000円強
- 移動距離(大都市郊外にしかない)
- 大物が多い為、収納スペースに場所をとる
- 大皿商品、大量食品で賞味期限短い(パンは2日、寿司は次の日等)
パーティーなど大量消費がわかっていればよいのですが、少ない人数ではあまりパフォーマンスよくありません。さらに、大皿なので、ゴミ箱がすぐにいっぱいになってしまいます。
雇用や関係会社のコスパ
転職などでは、雇う側と雇われる側の求める所が明らかです。
雇う側は「少ない賃金で働かせたい」と思っていますし、雇われる側は「少しでも多くの賃金を得たい」と思っています。
転職の際は履歴書に「相手が喜びそう」なことを書いていきます。コスパ良いように見せるのです。
これは関係会社でも同じこと。少ない支払いで多くの納品を受けたいと思っています。
ただ、気をつけなければならないのは「転職」であれば履歴書の一度だけですが、関係会社であれば年単位での関係が続きます。
関係会社であれば、関係が続くので、最初の契約の段階である程度の条件前後はあるものの、下手をすると信用というものが失っていきます。信用を失うのは関係を失い、コストパフォーマンスどころではありません。
信用をつける、頼りにされるコストをきちんと見極めましょう。
食事でのコスパ
食事でのコスパ。これは別の機会に書きます。
その場の満足感や栄養、長期的な健康まで考える必要があるためです。
まとめ
「コスパ」と言う言葉に踊らされている世の中。何を支払い、何を得られるかが基本になります。少ないコストで多くのパフォーマンスを得たいのは人も会社組織も同じ。ただ、何に満足するかは、人によって違います。ある人にとっては「コスパ最強」でも別の人にとってはただの無駄になることもあります。
コメント