英語能力の試験を受けるんですが、
長文読解が苦手で…。
リーディングは苦手な人が多いです。
その分、勝敗の要になる所。
スキム・スキャンを意識して練習しましょう
長文読解の必須スキル「スキム・スキャン」
就職、留学に必要なTOEFL/TOEIC、IELTS等の英語力検定はもちろん、英検、日本語教育や読解を教える立場の人にも必要なスキルです。
最近は薬局などの仕事や留学に限らず、様々な人が受験するこれらの試験に、このスキム・スキャンスキルは必要です。
聞いたことが無い人もいるかもしれませんが、日常で生活していると、この「スキム・スキャン」と言う技術は無意識に使っています。
因みにこのブログ内容はTOEFL/TOEIC満点の50%、IELTSでいえば5.0~6.0程度の人に向けた記事です。
まずは、言葉の意味から見ていきましょう。
Skimming・スキミング 概要を掴むスキムSkim
Skimming(スキミング)は大まかに概要を掴むことを意味します。
英語試験でいえば、まず全体を見渡して、何について書かれているかの見当をつけます。
この時に、事実に基づいた小論文なのか・主張文なのか・物語なのか、を仮定して読むことで一段と見当をつける精度が上がります。
また、長い単語は大きな意味を持つことが多く、時々わざと意味不明な言葉・専門用語を入れて混乱させようとします。要チェックです。
挿絵や枠外の説明、数字、設問も読解の助けになります。特に長文読解の設問1は内容を問うものが多いので、選択肢の中を確認してからスキミングするのも良いでしょう。
Scanning スキャニング 必要な情報を探すScanスキャン
スキャンは日本語でも教科書や資料などを「スキャンしておいて~」と言われるくらい、日常語になっています。
ただ、気をつけなければならないのは、PCスキャンの理解だとスキミングの意味が強くなってしまいます。
スキャニングは、必要な情報を探すことです。スキミングで大体の概要を掴み、どのブロック・段落に書いてある内容をつかい、細かい所を見ていきます。
ただ、スキャニングは抽出目的。必要な情報を探しだすことが大切です。
この時は何の情報が必要なのか、問題の答えに結び付く言葉が何処にあるのか?を正しくとらえる必要があります。
問題を読み間違えないようにしましょう。
スキム・スキャンの実例
長文読解は苦手とする人が多いです。ここでしっかり得点を取って置くと、合格圏内へ近くなります。
また、留学や検定試験後もスキムスキャン能力は至る所で使用しますので、覚えておいて損はない能力です。
言葉の理解:例)バスの時刻表
日本でバスや駅などでの時刻表をまずは例題とします。最近は電光掲示板が多いですが、昔ながらの掲示してある時刻表とします。
まず、時刻表を認識するのはスキミング。
様々な掲示板から数字がたくさん並んでいる物体から「これは時刻表」と言うものを認識します。
平日と休日が左右に並び、中央に24時間表記の大きな数字。その数字の行に、数字がいくつか並んでいます。
次にスキャニングです。上りと下りを確認してから。
現在が午後1時45分であれば、13時の段に45分以降の数字を探します。55という数字があれば、次のバスや列車は「13時55分」に来ます。もちろん数字に脇に行き先が書いてあり、それが違えばその次を探します。
やることが分かっていれば何ら難しいことはありません。
長文読解によくあるパターン
実際の問題や問題集から例題を持ってくると著作権など諸々あるので、よくある長文のパターンです。
タイトル
イントロ
主張か問題点
まず本文
さらに本文
そのうえ本文
最後にまとめ
その中で、まずタイトルや1~2段落目、そして最後の段落で書いてあること、筆者が伝えたいことが書かれています。ここまでがスキミング。
次に設問を読みます。内容を問われればスキミング。言葉や数字などを探していくのはスキャニング。
試験によって、それぞれ癖があるので、練習を重ねることが必要です。
まとめ
長文読解は苦手とする人が多いです。スキム・スキャンのリーディングスキルを使って少しでも早く全体像をつかみ、問題を解いていく必要があります。それぞれの役割と例題で戦略を立て、克服するかを述べました。少しでも余裕をもって受験できるよう練習しましょう。
これらのスキルは薬局業務や試験に限らず、普段の生活にも活用できます。フレームワークの一つとして、日頃から練習しましょう。
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