自分の考えなどを広く相手に伝える際、最近はネットが主流です。
エッセイやオピニオン、自分の意見を書いて伝える時、ただ書いていっては、読む人に受け入れにくくなります。
そこでフレーム(型)と呼ばれるものが役立ちます。
日本では5W1Hなど言われますが、これも型の一つ。また受験小論文には「た・し・な・よ」等もあります。
起承転結、序破急もこの型に当たります。
英語にも同じようなものがあり、流れができているので参考に見ていきましょう。
この形は「クリティカルシンキング」にも良く使われます。
Essey:小論文の書き方、流れ
様々な意見が交わされる昨今。特にSNSを代表とするものは決まった型などが無く、感情的になりがち。また140文字という制限も拍車をかけています。
それでは典型的な流れはどういうものがあるのでしょう。
例文はAMESを参考にしています。
Introduce the topic
イントロダクション、導入部です。問題定義に至るまでを書いていきます。
ex) Did anyone else see the news story last weekend about sugar, ‘the sweet poison’? (先週の「スイーツの毒」について読まれましたか?)
Summaries what you have read / heard
内容について、まとめて書きます。この段階では自分の考えは入れないようにしましょう。
ex) Basically, an article in a science journal says that sugar is more dangerous to our health than alcohol! (基本的に、科学雑誌などによるとアルコールよりも砂糖の方が健康に危険とされています)
Give your opinion
ここで、主張部分を提示。
ex) I think it’s pretty irresponsible to say things like this on the TV. (こういうことをテレビで言うのは無責任だと思います)
Give an argument to support your opinion
自分の意見を支持する情報を提示します。
ex) I mean, you won’t have a car accident if you eat too much sugar, will you? (砂糖食べ過ぎたって、交通事故は起こさないでしょ?)
Give another argument to support your opinion
もう一つ、あなたの意見を補助する証拠や考えを載せます。
ex) And I doubt that a sugar addiction causes violence or other problems like that. (そして砂糖依存症がそのような凶悪な事件を起こすとは考えられません)
Show you have thought about both sides of the argument
両方の意見を合わせたことを考慮していることを書いていきます。
Ex) Of course, it’s true that there’s a lot of sugar in food that we don’t know about, and we should check labels carefully. (もちろん、食品には私たちが知らない砂糖がたくさん含まれている事は事実であり、ラベルを注意深く確認する必要があります。)
Make a final statement to support your opinion
今までの書いていたことをまとめ、最終的な意見を書いていきます。
Ex) However, I think stories like this just frighten people. (しかし、このような話は人を怖がらせるだけだと思います)
Invite other people to post their opinions
最後に、他の意見を聞く姿勢を見せます。
ex) I’d like to hear what you have to say about this. (このことについて、貴方の意見も聞きたいです)
パターン(型)に当てはめる練習
上記は教科書通りの書き方になります。
Writing test対策
IELTSやTOEFL等の英語試験の場合にも役立ちます。その際
イントロ+自分の考え
反対意見の存在
自分の意見1
自分の意見2
まとめ
が良いでしょう。
Assignment、Essay、Clitical essay提出などに
大きな流れは前項の通り。「緒言」を先に入れますが、流れは変わりません。
また、他の人のエッセイ等読む際も、この流れが頭に入っていると、どこを読めばいいのかわかるため、相手のいう事を掴みやすいです。
多くの日本人の苦手な箇所
文化的背景で、他の国の学生より日本人は「書いてあることを素直に信じる」という注意をよく受けます。
確かに、義務教育の際、理解できなくても先生のいう事を大人しく聞くことが当たり前でした。
しかし、他の国では「先生も間違える」「先生と違う意見も尊重される」事が認められています。
何故なら、文化的背景や前提が違っているのが当然です。違う意見がありそれをクラスで出し合う事が往々にしてよくある風景です。
よって、日本人も郷に入っては郷に従え、最初はストレスを感じるかもしれませんが「こういう考えはできませんか?」と意見を言う練習をしましょう。
(た・し・な・よ構文)
まとめ
今回は英語を学ぶ上でよく使われる構成・構文を見てみました。
ネットが主流になり、益々自分の意見を求められる機会が増える昨今。
クリティカルシンキング等の型を頭に入れて相手にわかりやすく伝え、自分の情報整理にもなる。
お互い練習して、よりよい生活、勉強を勧めましょ!
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