夫の料理を上達させる3つのコツ

雑記帳

この数年、「トリセツ」シリーズが活況です。

夫や妻に限らず、相手を買った機械の様に「取り扱い説明書」という枠に当てはめていますが、読んでみるとなかなか興味深く「うちもそうだな」と思ってしまう事もしばしば。

なるほどね~と思うこともあれば、首をかしげる所もありますが…。

読んでいて気がつくのは、30年近く前に流行した「マニュアル世代」とかぶってしまうことです。

マニュアル世代(1990年~2000年ころまで)。バブル崩壊後で、様々マニュアルができました。仕事だけでなく、デートやモテるマニュアルも。ただ、マニュアル外の事があると、行動できなくなってしまう社会現象。

そして、この二つ、「トリセツ」と「マニュアル」に共通しているのが、「扱われる側の気持ち」の欠如でしょうか。

今回のこの記事は「扱われる側」の気持ちをどう擽る(くすぐる)かを考えて書いてみました。

昭和生まれ、平成初期生まれの夫はまだ「料理は妻が主にする。できないわけではないが、妻に任せっきり」という夫婦、核家族が多いと思われます。

お料理好きな男性や、すでに自他ともに料理上手な男性には、この記事は無意味です。

ただ、妻の一言、良かれと思ってしたことが作る気を無くす原因ともなる事があるので、そのことをコツとして述べていきます。

夫を料理上手にするコツ。基本はやはり「繰り返し練習する」ことです。

その練習も、料理する機会を増やさない限り上達しません。クックパッドやネット・図書館での料理情報も、理解・実践していくことで上達します。

夫に料理を練習させる、練習を継続させるのが3つのコツの要になります。

夫を料理上手にする3つのコツ

小学中学校の家庭科や林間学校などで、カレーライスは義務教育で学ぶはずである。義務教育を終えていれば、最低限、カレーライスは食べられる。

コンビニやスーパーでは、お弁当やお惣菜も売っていて、値段もお手頃。

それでもやはりたまには夫に料理して食べさせてほしい、そんな風に思う奥方も多いのではないか?

ただ慣れない台所で、慣れない調理。美味しくないのは当然。

そのことから、又料理をしなくなり、ますます美味しくなくなる。悪循環がとまらない。

折角なら作るのを楽しんでほしいと思うが、本人もあまり楽しんでいない様子。頼むんじゃなかった~とこちらもネガティブ志向に。

そんな状態はだれも望んでいないはず。

男性はもともとプライドが高いので、そのプライドをくすぐるようにコツを掴んで使っていきましょう

コツ1:大きな目標だけ掲げて、詳細は問わない

妻:「今日の帰り、遅くなるから夕食作って置いてくれると嬉しいな」
夫:「いいよ。何がいい?カレー?」
妻:「いつもカレーじゃない?冷蔵庫に白菜がそろそろダメになるからそれ使って。かぼちゃとニラも使わないと。あと、冷凍庫に鶏肉と豚肉、あ、魚もあったかな」
夫:「・・・」

よくある会話例です。
夫の方はできる料理を提示したのに対し、妻の方は使ってほしい材料を並べました。

夫は料理をイメージすることができず、言われたものを全部煮込もうとします(実体験)。この会話段階で夫はやる気0(ゼロ)。

男性の脳はイメージが優先と言われています。材料を言われても、結局何をつくったらいいかイメージできません。

「冷蔵庫のもので作ってくれたら嬉しいかな。ニラと鶏肉の煮込みはできる?」というように、メニューや完成品を想像させると良いでしょう。

また、丼が好きな男性も多いので、○○丼というように名前を付けて作って、と頼むのが良いでしょう。

詳細を言われると、その通りにしなければならず、完成品イメージがわきません。

コツ2:途中で口出さない

夫:「これを入れて、煮込んで…」
妻:「火が強すぎない?」
夫:「あ、ありがとう」弱火にする
妻:「具の切り方が少し雑なのよね~」
夫:「そう?」具を取り出そうとする
妻:「え?今から切り直すの?」
夫:「・・・」

男性は結果を求め、女性は過程を楽しむ。よく言われる言葉です。

夫の脳の中にはある程度の道筋が出来上がっています。それを途中で言われると、後からの言葉が優先されてしまいます。

結果的に、夫の頭の中には「だったら俺に作らせるなよ」という言葉が浮かんできます。

料理を始めたら、家事やケガのリスクがない限りは「口を出さない」。失敗したら本人に分からせるのが一番心にしみます。

また、料理した本人もそのご飯を一緒に食べる事で味付け等の改善点が自ら出てくれば良いです。

途中で口を出した場合、美味しくなくても、自分のミスと思わず、途中の口出しの悪影響と思ってしまいます。

コツ3:全体を褒めて、更に部分を褒める

食べる際、やはり慣れない環境で作った労をねぎらうには「美味しい、やっぱり男の料理ってこういうのね~」と全体を褒めましょう。

そのあと、「とくに○○は、さすがだわ」というように細かい部分を褒めると、作った本人は木に登ります(有頂天になります)。

詳細の部分は「時間通りに作り上げる」「温かいまま食べられる」など、普段自分が作っているときは当たり前の事を褒めることで、さりげなく、自分の事もアピールできます。

人間、褒められて嫌な気分になる人はいません。でも、褒められると思った事が褒められないと、かえって悪印象。もう料理をしようと思わなくなります。

他の本には「さすが料理長!」や「揚げ物主任!」など肩書をおススメする考えもありますが、これは人それぞれ。使い方やタイミングを間違えるとかえって悪印象になります。

嘘や大げさはダメですが、潤滑油として機能するなら良いのではないでしょうか?

子ども、特に娘が居る家庭なら「お父さんの料理、美味しかった」と言われると嬉しく、更にやる気が出ます。

男の私が断言します!「基本、男は単純です」。

まとめ

「夫を料理上手にする3つのコツ」を書かせていただきました。

普段料理をしない人間が料理をするのはとても大変。とはいえ、一度ハマり出すと、突き詰めてしまうのも面白い所。

完成図をイメージさせやすく、その途中を邪魔しない。そして褒める、というのがコツになります。

何度か練習させるうち、気がつけば美味しい料理ができるようになっています。それと同時に、いつも料理を作ってくれた奥様にも感謝の気持ちが生まれるでしょう。

みんなで食べる美味しい食事は明るい家庭の基本です。一つ一つが美味しくなくても、みんなで食べれば美味しくなります。

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