冠婚葬祭の内、主催者が一番輝けるのは「結婚式」です。最近は様々なスタイルの結婚式・披露宴が催されています。
世界的な感染症が終焉に向かい、完全に元の様になるかはわかりませんが、冠婚葬祭はやはり区切り・けじめとして開催をお勧めします。
新人教育をしていた手前、結婚式に呼ばれることも多いのですが、最近の風潮で少し気になる事がある為、記事にしました。
古い考え方かもしれませんが、一生の思い出に残る儀式として、読んで頂ければ幸いです。
結婚式・披露宴での挨拶
花嫁・花婿を皆で祝福するのが結婚式・披露宴です。職場の上司やお世話になった先生、同僚、仲の良い友達などが招待されます。
ある程度の歳を重ね、もしくは仲の良い友達から挨拶を頼まれることも多いかと思います。
最近はご年配の上司からの挨拶でも「友達の様な」表現で言葉を並べる方もいらっしゃり、少し驚きます。
結婚式・披露宴では、誰が誰に向かって挨拶をするのか、で言葉・内容を確認しましょう。
仲人・親類の挨拶
昔ながらの結婚式の場合は、仲人(なこうど)が往々にして存在します。お見合い結婚でない限り、大体は職場や信頼のおける親戚に頼むことが多いです。
この場合の挨拶は「ほぼ定型文」です。新郎新婦の紹介を行います。
生まれや出会い、業績などが話題に上がります。ですます調で、参加している人たちに、紹介するのが目的です。
ここではウケ狙い等はまずありえません。式や宴の始まりですので、基本通りが良いです。
職場の上司、お世話になった先生
筆頭挨拶や乾杯の音頭は新郎新婦の上司が挨拶を行う事が多いです。乾杯や食事前なので「短く・簡潔に」と共に「両家ご両親を安心させる」という大事な役目があります。
一生懸命に困難に立ち向かう。
笑顔が職場を和やかにさせる。
熱心に仕事に取り組んでいる。
等、感覚的な表現を交えるのが様でしょう。
先ほども述べた通り、親しすぎる表現は品位を失いかねません。相手のご両親に、自分の育てた人間はこんなに素晴らしい個性を持っている、というのを伝えるのが良いでしょう。
決して、「成績が悪かったが、何とか卒業した」「今でも必死で」「大きな問題を起こさず」等、自分が新郎新婦の親だったらどう思うか?という視点に立ってあいさつ文を読み直してみてください。
そして、最後に上司らしく「これから明るい家庭を築いて」という前向きな希望で締めるのがおすすめです。
同僚・友人代表
お笑いコンビの「サンドウィッチマン」のネタでも出てきますが、それだけ難しい所です。
失敗しない方法としては、「ウケ狙い」や「サプライズ」は花嫁花婿と打ち合わせしない限り、避けるようにしましょう。
サプライズで大きな音の鳴るものを用意した結婚式。お年寄りの方が驚いてしまって…という事があり、また、次の挨拶の人が恐縮してしまった、という失敗談もよく聴きます。
する人はいないと思いますが、「一緒にナンパした中」「合コンで参加しまくった」「朝帰りは皆勤賞」などと言った表現や経歴は避けるのは当然の事。花嫁花婿の祖父母にもわかりやすい言葉を使いましょう。
同僚・関係者・年下からの挨拶
マニュアルなどに中々載っていないのが、年下参加者からの挨拶。
仕事の内容には厳しいが、いつも声をかけてくれる。
優しく挨拶してくれる○○先輩。明るい家庭が想像できます。
など、普段から仕事場などでの良い所を、花嫁花婿とその家族に伝えるように話すと良いでしょう。
また、独身で彼氏彼女募集中であれば、最後に「私も先輩たちの様なお相手に早く巡り合いたい事を述べ、私の挨拶とさせていただきます。」というと、参加者やその関係者、おせっかいな方が出会いを導いてくれるかもしれません。
まとめ
最近は上下の垣根が取れてきた結婚式や披露宴挨拶。とはいえ冠婚葬祭でのあいさつは聞く相手、祝福する気持ちと共に、自分自身のアピールする場でもあります。ウケ狙い、サプライズや友達言葉はなるべく避けるのが妥当。楽しい思い出に残る結婚式にしましょ!
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