「人を呪わば」古くは陰陽師の言葉です。
呪いについて私の考えと対処法
「人を呪わば穴二つ」の出典と意味
人が生活している上で、どうしても裏切られたり嫌な事をされたりすると、その人を恨みたくなります。恨みから呪いに転じてしまうのは今も昔も変わりません。
「人を呪わば穴二つ」は平安時代の陰陽師の言葉
誰かを呪い殺そうとした際、自分にも跳ね返ってくることを言冷める言葉です。
陰陽師が対象者を呪い殺そうと、その人を埋葬する穴を掘るのと同時に、跳ね返ってきた呪いの念いよって自分も死んでしまう事で、自分を埋葬する穴も掘ることになるとの言葉。
「人を呪わば穴二つ」は安易に人を害するのを諫める言葉
人を害そうとすると、必ず自分にも悪影響が出てくるから、そのことを覚悟しなさい、と言う意味です。
仕返し・リベンジなどをしようとする血気盛んな人を冷静にさせる言葉です。
自分の行動の反省にも、自分の親しい人への助言にも使えます。
「呪い」について
「呪い」というと一般的にはネガティブ(暗い)要素が多いです。洋の東西を問わず、呪いや呪術は行われていたようです。
祈禱と違って、どちらかと言うと対象は「個人」や「その家族」になります。
「呪う」とは
何か自分やその家族が傷つけられた際に、相手を忌み嫌い、生命まで取ろうとする行為です。
恨み妬みが強くなると呪いに。
ただ、自分の手を直接使わずに。
黒魔術でもそうですが、必ず道具と犠牲・生贄が求められます。
お馴染みの「藁人形」も呪いの道具の一つ。深夜に五寸釘で対象者の名前や持ち物を藁人形に編み込んで、五寸釘で…。恐ろしい世界ですね~。
さて、一番効果のある呪いの方法は…これは別の機会に。
呪っている自分が一番呪われています。
その恨みの事で、考えが前向きに成れず、顔も暗くなってきます。そんなところに「幸福の女神様」や「白馬に乗った王子様」は来ません。
「呪われているのかな?」というとき
悪いことが続くとき、どうしても「呪われているのかな?」と思ってしまうこともあります。
呪われているのは「人対人」なので、日頃の行いが良い人は大丈夫。ただのスランプ、そのうちよくなります。
ただ、不安が続く、と言う時は、呪うのと同じように道具を使うのもオススメ。心理的なものですが、病は気から。
神社の「お守り」やパワーストーンなどで「もう自分は大丈夫だ!」と思うのが大事です。
呪いたくなった時は
大きな災害などが起きると、天を呪いたくなります。会いたい人にも会えない今回のウイルスパンデミック、恨むことはあっても「呪う」という表現は使いません。
恋人を取られたら、取った相手を呪いたくなります。自分の手柄を取られても同じように呪いたくなります。その人がいなければ、自分はもっと幸せだったかもしれない。
気持ちの問題ですが、人を恨む際は、その相手にとらわれてしまっています。
その相手よりも自分が上になるように努力するのが大切です。「もっといい人がいるよ」「縁が無かったんだよ」というのは、芯をついた言葉です。
相手の取った者事よりも、さらに良い状況が用意されています。
そう考えられるようになれば、前に大きく一歩踏み出せています。自分の墓穴を掘らないようにしましょう。
まとめ
「人を呪わば穴二つ」は平安時代の陰陽師の言葉から。
相手を呪うと自分にも跳ね返ってくるので墓穴は2つ必要になるよ、と諫める言葉。
呪いたくなった時、呪われているかな?と言う時の対処法などを紹介しました。
まずは前向きに行動し、その呪うような原因を招いた事で自分を磨くようにしましょ!
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