蛇の道は蛇 専門家や経験者に相談。聞く人を間違えないように

古城オーストラリア生活

転職や留学などの事、相談したいのに中々わかってくれる人がいない…

彩流
彩流

その道の経験者や専門家に聞くのが良いですよ。未経験の人では想像でしか答えられません。

蛇の道は蛇 道について

 

蛇の道は蛇とよく言われます。ヘビは斜めに進むので、他の動物とは違う動きをします。ですから、違う道の時は同じ部類の「蛇」に聞いてみるのが良い、と言う言葉。

現代社会にも意味が通じることがあり、特に使い方が難しい言葉ではありません。

蛇の道は蛇 言葉について

出典は不明ですが、昔から言われてきたことと考えられます。

似た言葉に「餅は餅屋」「馬は馬方」があります。

ただ、この「蛇の道は蛇」と「餅は餅屋・馬は馬方」とは似ている所もありますが、決定的な差もあると考えられます。

蛇の道は蛇 解釈1

解釈の一つ目は、もちろん独特・特殊なものの考え方や動きはその専門家に聞いてみるのが良い、という事。これは餅は餅屋、馬は馬方と同じ意味であり、使い方も同じで良いと思います。

自分では計り知れない事や、別視点や違う文化の人と遭遇する時などは、同じ境遇・環境の人に聞いてみるのが良い、という事です。

例文:今の若い人たちの文化には、同じく若い人たちに聞いてみると良い、蛇の道は蛇・餅は餅屋だ。

蛇の道は蛇 解釈2

解釈の二つ目、これは餅は餅屋、馬は馬方との違いでもあります。それは「道」にこだわる事で見えてきます。

「道」は通り過ぎた後にできる、つまり「経験者」と考えられます。それもただの経験者ではなく、良い面悪い面両方見てきた人、という事になるでしょう。

餅や馬は人ではありませんが、尋ねるのは人です。蛇の道は蛇だけは「蛇」に尋ねまています。得意分野でも専門家でもなく、生の情報は本人にしか持っていません。

現代社会に「蛇の道は蛇」を当てはめるときの注意

解釈は2つあることを書かせていただきました。ここからは現代社会に合わせて書いていこうと思います。蛇の道は蛇、複雑化している世の中ですので、専門家に聞くのが多いのですが、本当に知りたい情報というのは、「専門家」よりも「経験者」の方が的確かもしれません。

ネットで情報収集時の注意

最近は、わからないことがあると、ネットで調べるのが当たり前になってきました。一昔前、それも少し前までは「年長者」に聞く、図書館に行って調べる、というのが一般的でしたが、時代は変わってきました。

ネットで調べる際、その情報が正しいかどうかがわからない。ネットの情報だから「正しい」と思ってしまう、いわゆる「メディアリテラシー」も問われるようになってきているのは時代に沿った問題と言っていいでしょう。

ある程度社会経験があれば「常識的に間違えている」という事も、何も知らない人が聞けば「ネットの情報、肩書付きの人が話しているから正しい」と思ってしまいます。

人に相談する時の注意

ネットではなく、年長者や親に相談する時も、気をつけなければなりません。

まず、その人が経験者かどうか。特に最初に挙げた「留学」や「転職」は経験が無い人では、的確に答えることができません。言い換えれば、留学や転職の経験のない人たちは「現状維持で通してきた人」ということで、相談しても「止めておきなさい」という事が多いのではないでしょうか。

時代が違うのも的確な相談ができない注意点の一つ。団塊の世代やバブル時代の就職状況と氷河期の就職状況は全く違います。ただ、自分自身の経験でしかわからない人には、相談しても良い答えが得られないでしょう。

また、専門家に相談と言っても、気をつけなければなりません。転職などの専門家、いわゆる「エージェント」などは、転職させて紹介先から金銭を得るシステムです。転職をどんどん勧めるのは目に見えているでしょう。転職した時の成功例のみ並べます。

専門家と経験者の違い

蛇の道は蛇。専門家や経験者に相談はお勧めします。ただ、何度も言うようですが、専門家と経験者の違いは意識したほうが良いでしょう。

例えば、東日本大震災の防災を考えたとき。全体の防災や国や自治体関連の事であれば専門家に聞いてみるのが良いかもしれません。ただ、実際に被災した時、何が必要だったか、何をしておけばよかったか、などの生きた情報は専門家よりも経験された被災者に聞く方が説得力があります。

身近な例でいえば、結婚。結婚生活を独身者(未婚)の人たち同士で話していても、理想の話しか出てきません。専門家に聞いてみると、家計や遺産、嫁姑問題などの事を話されるか、お見合いの成功例を聞かされるとおもいます。身近に既婚者がいれば、その夫婦に聞いてみるのが一番良いでしょう。

まとめ

「蛇の道は蛇」はその専門家や経験者に聞いてみる、というの一般的な解釈です。しかしながら、どのような質問を誰に聞くか、で答えが違ってきてしまいます。また、最近のネットで調べる、というのもその答えの真偽を一度疑う必要があります。自分は向いているか、何が不安かなども含め、良い面悪い面両方から検討するためにも、専門家や経験者に聞いてみましょう。

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