アラフィフオジサンだからこその視点で楽しめる韓国時代劇。
中高年男性視点での韓流韓国時代劇ドラマ
「冬のソナタ」から始まった、韓流ブーム。一時期はBSのどこかの時間帯で必ず韓流ドラマが流れていましたが、最近は少し落ち着きました。
アラフィフオジサンの私、今まであまり国内外問わず、ドラマや時代劇などを観る機会が無く、仕事に明け暮れていました。
きっかけは食療法、生薬や毒薬
しかし仕事上、韓国時代劇で出てくる食や薬について触れる機会があったので、観ることに。
そこからハマってしまいました。
話題になった食療法は「チャングムの誓い」で出てきます。伝染病や鍼灸、貴重な生薬の栽培方法などは、雑学としても面白く拝見。
出てくる生薬や飲み合わせをきちんと文献やネットで調べたうえで、講義などで使わせてもらいました。
また、「ホジュン 伝説の心医」は、世界遺産にもなっている「東医宝鑑」の編纂をしたホジュンの一生を描いたドラマ。
最後に、必ず「毒殺」はついて回ります。日本のドラマでもそうですが、無味無臭で即効性のある毒や、記憶を一部分だけ消す薬「スベクヒャン」にツッコミを入れたくなります。
文化的の違いに興味を惹かれる
コロナ渦で、旅行に中々いくことができません。ドラマの中で韓国の歴史、文化などはそのコロナ渦でも新しい刺激を与えてくれます。
長編ドラマであれば、必ず「冠婚葬祭」のうちどれかは映し出されています。彼らの祝い事の衣装や葬式の際の服装などは、隣の国にも関わらず知らないことが多いです。
時代劇であれば、手紙や看板で使っている文字が「漢字」なので、そのまま意味を理解できることもあります。
中高年男性:オジサンに韓流時代劇おすすめの理由
ラブロマンスはどのドラマでも必ずついてきますが、退屈なら早送り。それよりも歴史や日本を含む周辺国との関係が、歴史好きの中高年男性の心をくすぐります。
処世術を学ぶ
ご存知の通り、韓国ドラマは長いです。20話程度で終わるものもあれば、70話以上の話もあります。
短編でもそうですが、長編ドラマになってくると、様々な人物が出てきて、彼らの生きざまや考え方、成長の仕方などを学ぶことができます。これらは今でも処世術として使えるものも多く映し出されています。
偶々味方した上司に濡れ衣を着せられて処刑された高官や、わいろをもらってウソの情報を流し罪悪感にさいなまれる武官。
しばらく隠居して農民をしていたが、政変が起きて復帰した凄腕官僚。
話の前半では殺し合うほどの親類が、後半では味方となって新たな敵の盾になってくれる。
また、主人公が失敗をする、相手の罠にはまる、というのも韓流ドラマによくある事。罠と気が付いたときの対処法も勉強になります。
辺諸国との歴史を学ぶ
多くの時代劇の舞台、当時の韓国は中国の強い影響下にありました。
また女真族などの民族との紛争もいくつかのドラマで語られています。
闇貿易などで、何が必要で何が高く売れたのか、というのは日本と違う文化産業の為、新しい情報が多いです。
陸路と海運での危険性や貿易、中国優位の貿易条件など、あまり日本では入らない情報が多いです。
日本を韓国ドラマから見る
お隣の国韓国の時代劇。日本の情報は沢山言っていると思いきや、時代劇に出てくる日本の町や習慣など、細かいところで「え?」となる所も面白いです。
豊臣秀吉の韓国攻めもよく取り上げられています。倭寇や海賊などもあり、韓国側からの視点というものも勉強になります。
話し方、韓国在住と思われる役者が日本語を話しているので、時々聞き取りにくいこともありますが、その辺は問題なし。
達成感を味わう
70話近くの長編ドラマ。全話観終わると、「ソフィーの世界」や「神々の指紋」の様な分厚い本を読み終わった様な達成感を感じます。
時々、ビデオ録画が上手くいかなくて話が飛んでしまうこともありますが、再放送を結構な頻度で行っているので、次回の再放送を待つ。もしくはレンタルする、Youtubeで見る、という方法もあります。
しかしながら、話を一本観終わった際の快感と一抹の寂しさ、これは日常生活ではあまり味わえない感覚ではないでしょうか。
まとめ
以前はオバサマたちの韓流時代劇でしたが、オジサン視点でも十分に楽しめます。40代50代ならではの視点で見てみると、興味深く楽しむことができます。
可能であれば、中高年夫婦で韓国時代劇ドラマをみて楽しめれば尚良いです。
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