留学中は日本人同士でつるむのはどうなの?。
日本人同士を毛嫌いする必要はありません。気の合う仲間であれば良いのでは?
留学中の日本人同士
海外留学中、折角海外にいるので日本人同士で「つるむ」のに抵抗がある方がいらっしゃいます。
確かに日本から離れて海外の文化に触れようとしているので、その姿勢や考え方は良いと思います。
しかしながら、日本人同士でつるむのにもいくつか利点があります。
私自身もオーストラリアやシンガポール、イギリスに留学していたことがあります。
今日は日本人同士でつるむ際の欠点と利点について、書かせていただきます。
日本人同士でつるむ際の欠点:団体は特に注意
まずは、留学中に日本人同士でいる、行動する場合を見てみましょう。
まず、日本人同士でつるむ際の欠点としては、
- 一緒にいる場合、英語などその地域の言葉が話せる人が一方的に話してしまう。
- 日本人同士でその国の文化や習慣の愚痴を言っているうちに、周りになじめなくなってしまう。
- 入ってくる情報や考え方が限られてしまう。
などが挙げられます。
特に、大学や短大が企画する集団の語学留学は、折角その国に行っても、日本人同士で常に行動してしまう事が多いのが問題。
留学と名のつく行動をされている人が常に通訳をつけている人もあったことがありますが、語学どころか文化理解などは、ほとんど上達しませんでした。
突飛な例は別にしても、適度に集まって適度に散会して、というのができれば学ぶところも多いです。
しかしながら、団体では、一度輪から外れると、戻るのが難しいのも日本人同士の難しい所でもあり、面倒くさい所でもあります。
語学留学なら個人で
団体での場合は、特に一人で行動するのが難しいのも現状。輪を崩すのが難しいので、ホームステイ以外は日本人と共に過ごす、というのが多く見受けられました。
団体で学位留学(語学留学ではなく、大学や大学院などに留学し学位をとる)することはほとんどないので、ここでは割愛します。
本気で留学をするなら、団体ではなく個人で申し込むようにしましょう。
特に社会人になってから留学するのがおすすめです。
日本人同士でつるむ際の利点
ここからは日本人同士でつるむ際の利点を書かせていただきます。
手続きなどは忘れずしっかりしなければなりません
まず、留学当初は、右も左もわからないことが多いのがほとんどです。
私自身、留学開始当時は携帯電話の使い方、契約の仕方などは現地の日本人や同じ学校の日本人の方々の協力を得られて助かりました。
長期にわたる滞在を予定している際にはその地域の在留届等の手続きが必要な場合があります。どこにどの手続きをするかなどは、長期滞在している日本人の方からの情報が役に立ちます。
問題の解決にも
語学留学の際、ホームステイも問題がないわけではありません。ホストファミリーと気が合わないことはよくあります。日本人独自の問題なのか、それともホストファミリーの問題なのか?というのは中々難しい判断をしなければならないことがあります。
これらの問題は、実際に私が経験したことですが、不十分な語学力の中、親身になってアドバイスいただけたのはやはり先輩の長期滞在日本人でした。
そして、私自身も長期滞在しているときには、新入りの困っている日本人留学生に助けを求められた際は極力役に立つように助けています。
友達・知り合いの輪が広がる
人一人が知り合い・友達になれるのには限りがあります。しかし、2人3人と友達の友達が増えると、知り合いが増えていきます。
確かに知り合いが増えるのが一概に「良い事」だとは思いませんが、気の合う友達ができるかもしれないという機会は増えていきます。
しかしながら、知り合いや友達が増え、一緒にお酒を飲んだりスポーツを楽しんだりするうちに、友達以上のつながりが増えることもあります。
そのうちに他の国の文化や歴史、教育等を知ることができます。これらは日本にいては、また日本人だけでつるんでいてはできない事です。しかし幅を広げるにはまず日本人同士で広げるのも一つの戦略です。
よって日本人同士、というのも良いものです。
日本人同士でも新しい出会い
普段、日本で暮らしているうちではまず会うことができない地域の人や職域の人と出会えるのも留学の魅力の一つです。
日本での生活では、自分の周りや職域の人との出会いはありますが、それ以上の人と出会えるきっかけは、海外に比べるととても少なく感じます。
留学しているんだから、と日本人とつるまないというのは、理解できますが、あまり意識して折角の日本人同士の出会いを失ってしまうのはもったいないです。
いざという時に助けられることも多く、あまり意識せずに、留学の目的を果たすのが良いのではないでしょうか。
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