機内食は気圧のせいで美味しくない⁉他の可能性も考える

翼オーストラリア生活
彩流
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海外旅行楽しみの一つに機内食があります。

よく「美味しくない」と言われます。

私自身は美味しくいただいていますが、

美味しくないといわれる所以を考えてみます。

 

 

機内食は美味しくない?

新型コロナ感染はまだ新規患者数が落ち着いているとは言えませんが、国際線は復活の基調。このブログを読んでいる方も計画をしている方も多いのでしょうか?

折角航空会社が思考を凝らして提供される機内食。美味しくないと感じる理由を考えてみましょう。

ここではエコノミークラスの国際線を例にとります。

機内食は旅行の楽しみの一つ

国際線の楽しみの一つに「機内食」があります。これから旅行に行く楽しみの中での食事、私自身はとても楽しみであり、美味しくいただいています。

選択できるメイン料理と、彩の良い副菜、デザート。国内航空会社以外であれば、その国独特の料理をアレンジした機内食等もあり、興味深い所です。

しかし「美味しくない」という声もあるのも一つです。

気圧のせいで、味覚麻痺は本当か?

飛行機内は地上に比べて気圧が低いです。アルコールが回りやすいのも気圧のせいと言われています。

では、気圧が低い「山の上」でも美味しくないでしょうか?実際はピクニックのご飯はとてもおいしく感じられます。とはいえ、運動後の空腹もあるために美味しく感じる、という理由も考えられそうです。

味覚が鈍感になるのは気圧も一因ではありそうですが、他の要因の可能性も考えてみましょう。

機内食が美味しくなくなる気圧以外の要因

機内食が美味しくないといわれる原因として、気圧は否定できません。それ以外にも要因が考えられそうです。

長時間フライトでは、数時間以上座ったままですので、体を動かせず益々空腹を感じにくくなります。

空腹に関係なく提供される機内食

ビジネスクラス以上の上位クラスであれば、自分の食べたい時間で提供されるのですが、エコノミークラスは飛行計画時間の都合で一斉に提供されます。

国際線の場合、時差も含めるので、どうしても空腹の時間と機内食が提供される時間にずれが生じます。

あまり空腹を感じていない時に、詰め込むようにして食べるとどうしても胃腸サイクルを壊してしまい、美味しく感じられません。

解決方法としては無理に食べないことが前提です。しかし「もったいない」で育った私達世代は残すことを考えられません。

そのため「離陸後1~2時間で機内食提供」を頭に、それまでの食事時間を調節するのが良いでしょう。

機内の音が感覚を鈍らせる

飛行中の機内は常にエンジン音が鳴り響いています。意識しない限りは聞こえませんが、これは脳が自動処理しているからです。

普段の地上でも、雰囲気の良いレストランはたいてい静かな環境を提供してくれます。しかし周りの音がうるさい中での食事はあまり味を感じません。

脳が「雑音」を処理している分、味覚が落ちてしまっているのでしょう。

因みに、ビジネスクラスなど上位クラスのエンジン近くは平均75デシベル(dB)、これより前方であればさらに低騒音。

逆にエコノミークラスの後部座席は平均80㏈。

トイレの水を流す音が100㏈なので、後部座席トイレ近く、更に他の人が荷物を上げ下ろしする時はかなりの騒音に悩まされます。

(参考)The Wall Street Journal 2019年5月15日 https://jp.wsj.com/articles/SB11636501267260693432204585303832855667938

食事をする際の空間が狭い

エコノミークラスの場合、前の席との間隔(シートピッチ)は34インチ。国内線やLCCは31インチです。

34インチは約86cmです。新幹線普通席は104㎝(一部98㎝)なので、やはり狭いです。

この状態で、前かがみで食事をとろうとすると、頭が前の席に当たって知った経験のある方もいるのではないでしょうか?

さらに、前の人が特別食か早食いで食べ終わってしまい、リクライニング(背中)を倒すと、更に狭くなります。

国際線だと、隣に座る人も体格によっては、更に窮屈に感じます。

少しでも美味しく食べるには窓際で空と地上を見ながら食事するのが対処方法となるでしょう。

一人で食べても…

エンジンの音が鳴り響く機内、隣に家族や友達が座っていても「美味しいね~」と会話するのが大変です。

どうしても一人で食事しなければなりません。折角の料理も、一人で食べていると美味しく感じなくなってしまいます。やはり美味しく食べるには、好きな人と一緒に会話しながら食べる事ではないでしょうか?

離陸前に食事?セレブグルメさん

機内食は美味しくないから「搭乗前に食事」というセレブ・グルメの方がいらっしゃいます。

航空会社運営ラウンジでは「静かで広い空間」で「美味しい料理」を窓から見える空港の広い空と飛行機。美味しくないわけがない!という事です。

エコノミークラスに乗るのであれば、航空会社が一生懸命考えた機内食、美味しくいただきましょう!

まとめ

機内食は美味しくない、と言う原因を気圧以外で考えてみました。

やはり時間、空間の他にも、騒音と一人食等が考えられそうです。

また、美味しくないと言っている人は上位クラスの人なのかもしれません。

航空会社の工夫した食事、エコノミークラスでも美味しく食べて、旅の良い思い出にしましょ

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