孫子の兵法「兵は詭道なり」学習も詭道なり

教室温故知新
彩流
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孫子の兵法と言えば、多くの人が知っている中国古典の兵法書。
今日は大項目の「兵は詭道なり」を取り上げます。

兵は詭道(きどう)なり:孫子の兵法とは

なんだか難しそうな言葉です。簡単に言えば「だましあい」です。

孫子の兵法とは

孫子の兵法、紀元前500年ごろの中国春秋時代に孫武が書かれたと言われています。今から約2,500年前です。いくつか中国ドラマにもなっています。

当時は「神様に祈れば勝てる」という時代の中で、理論的に用兵について述べています。根性論ではなく「戦いのノウハウ・軍事的運営方法」等の理論で述べられ、様々な名言も。過去から現在にかけて世界に多大な影響を与えました。

日本でもおなじみなのが武田信玄の「風林火山」。
その他、「敵を知り己を知らば百戦危うからず」
「戦わずして勝つ」
「善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり」
等が有名。

英語でも「The Art of War (Sun Tzu)」で多くの本が出版されています。

「兵は詭道」なりの意味

さて、今回の言葉、兵は詭道なりですが、上にも書いた通り「軍事・兵は騙し合い」という事です。

何も戦いは正攻法だけではない。
戦を始める前から国力増強、情報戦や人材教育(将に適する人間)、そして計略や陣地、敵のどこを抑えるか等を述べています。

また、「戦いは正を以って合いし、奇を以って勝つ」というように、敵と会う時は正々堂々と(正々の旗、堂々の陣)、そして勝利を獲るのは「奇策」という事です。

この「兵は詭道なり」はビジネスや恋愛・婚活によく使われる方法ですが学習にも使えます。

現代の学習に照らしてみる

学習と言えば、学校などで教科書を開き、宿題を行うのが「今までの正当な学習」です。

「学習は詭道なり」の前提。正しい学習法?

人それぞれ強い所、弱い所があります。試験勉強であれば
自分の強い所を強化する
自分の弱い所を補強する
があります。

教科書や問題集を解いて、英単語を覚えて、試験に向かうのが正攻法と言えそう。

では、学習において「敵」は誰・何でしょうか?
敵が分からない状態では勝つことができません。

敵は自分の脳なのか、提出期限なのか、試験の点数なのか、それとも何かの役職なのか。

敵を知り、自分の戦いやすい方法で勝負するのが定石。いくつか例を挙げてみます。

詭道を考える①目的を明確に

留学や大企業へ就活などで「TOEFLやIELTS、TOEIC」等のスコア等を求められることが多いです。

なかなか受験しても良い点数が取れないことが多いです。

スコア提示以外の方法が無い場合は、違う大学や同業他社に進むのも一つ。入学することが目的ではなく、その学びたい事や将来の自分にプラスとなる事を身につけることが目的のはず。

何年も英語試験で足踏みしている方がいると、時間と労力、学費がもったいないです。縁がなかったと思い、他の道へ進んで前進。最終的に目的地へ到達するようにしましょ!

詭道を考える②学習方法

高校や大学の勉強、または医療などの国家試験は避けて通ることができません。裏口入学なども「詭道」と言えば「詭道」ですが、入学した後に大変な思いをするのは本人。

しかし、英語の学習などは参考書を開いて単語帳を作ってもなかなか上達しにくいです。

苦手な科目は特に、自分の脳がシャットアウトします。

「教科書等はつまらない」のが正直なところでは?中学生の英語の教科書に「童話」が載っているのも興味なくする原因の一つ。

好きな事であれば、意識して勉強しようとしなくても頭に入ってきます。

仮に英語レベルを上げたいのであれば
・自分の好きな事に関連する
・好きな人に教わる
・好きな人と勉強する
・ご褒美を用意する。
等で勉強を持続させる動機「モチベーション」を上げつつ、結果に結びつけることができます。

それこそ好きであれば、英語の恋愛小説や官能小説、映画や歌詞等で言葉を学ぶのも手段の一つです。

これ等は言い換えれば「自分の脳をだます」という事にもなります。敵は自分の脳。脳の城門を開かせる方法を考えましょ❣

詭道を考える③学習手段

勉強方法は机に向かって、教科書やノートを開くのも大事です。ただ、現在では様々な方法が取れるようになりました。

無数にある教育関連動画などで、自分のレベルにあった学習方法を見ることができます。ただ、これはマイナス面(目的の動画以外も見てしまう、時間を取られる等)も多く、一概にオススメはできません。

とはいえ、耳から、目からの情報を取り入れ、そして口や仕草で表すのも一つ。

一番良い学習手段としては「誰かに教える」がおすすめです。教えるようになると、わかりやすく教える為、また質問に対して備えるため、様々な方向から問題を見つめることになります。

また、教わるほうもただ聞いているだけではダメ。どこが分からないかを伝えるのも一つ。

常日頃から情報に接する機会が多いので、その情報をコントロールし、自ら情報発信するようにする。こうすることで学習効率が上がります。

詭道を考える④助けてもらう

上の学習手段にも、学習効率を上げる方法も。
例えば、このSNSのnoteを使って「教えてください」とアップすると、多くの人が返信してくれたり、知っている人を紹介してくれます。

宿題を全てやってもらうのは…とはいえ「詭道」といえば「詭道」なのかもしれません。

戦の同盟関係も不戦や共同戦線などがあるように、一人の力だけでなく多くの力を借りる方法が良いでしょう。

詭道を考える⑤自分の方法で

最初に挙げたように、敵は誰なのかを把握し、自分の得意分野で勝つのが5つ目。

読んでいる方々の方が、もっと良い方法を知っているかと存じます。

既にある情報を組み合わせ、新しい戦法、戦い方で自分の脳を活性化させていきましょう。

まとめ

今回は孫子の兵法「兵は詭道なり」を挙げて、学習方法に照らし合わせました。教科書を開いて、黒板をノートに書き写すだけが勉強ではありません。自分にとっての敵を見定め、個人それぞれに合った方法で。効率よい学習の為、自分の勝ち易い状態で勝つようにしましょう。

 

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