何だか会話が続かない。
相手との雰囲気も
良くないんですよね
会話をするとき、
幾つか注意点があります。
嫌われない会話術 続かない・嫌われる原因は?
会話はあまり学校等で教わることはありません。新人教育でも、知識は教えますが、練習はあまり重点を置かないことが多いです。
実は、仕事に限らず、プライベートでも大事なことを忘れているため、いつの間にか相手に嫌われていた、という事があります。
特に第一印象が大切な状況では気をつけましょう。
会話が続かない・嫌われる原因
折角会話する機会があっても、相手との波が合わなければなりません。
相手との波を合わせるにはどうしても2,3往復の会話のキャッチボールが必要です。
このとき、お互いに、まるで周波数を合わせるように波を調整します。
周波数を合わせる会話ができない限り、興味を持ってもらう事も出来ず、「何だこいつ?」という感情を持ってしまいます。
嫌われる原因としても同様、片方が何かしらの提案をした際、即答で否定すると、もう提案を続けようとは思いません。
続かない・嫌われる会話例
ここからは、わたしの新人研修でも良く利用する例を出して見ます。これは新人教育だけでなく、上司や合コン・婚活を頑張っている人にも紹介しています。
会話例① 疑問を疑問で返す
合コン、初対面の飲み会などで、会話を広げようとして…
男:○○さんて、血液型何型?
女:何型だと思う?
男:…
よくある展開です。女性としては会話を続けようとして、疑問で返してしまっています。
ただ残念ながら、男性の心の中では「初対面で知らないよ…。」という事を思うでしょう。むしろ典型的な会話展開で『軽く流された』と思うこともあります。
会話例② 提案を即否定
仕事の企画会議で。
上司:忌憚ないアイディアを出してくれ
若手社員:○○というのは如何でしょうか?
上司:それはダメだね。前例が無いし予算もない。
このあと、若手社員は「せっかく考えたのに詳細も効かずに否定。もう会議で案を出すのは止めよう」と思ってしまいます。
忌憚なく、と言っておきながら即否定されれば、参加している他の参加者も躊躇してしまいます。
会話例③ 返事が否定から入る
昭和の流行歌。手紙のやり取りと思われますが
男:恋人よ、君への贈り物、探すつもりだ。指輪を送るよ。スーツ着た僕の写真を送るよ
女:いいえ、あなた…以下略(皆様知っての通り)
当時、男が悪者の様に言われていますが…。会話のレベルで解析すると、改善すべきは女性側。
男性が、提案を送ったところで「否定」しているのがマイナス。男性の案に代案で返しています。男性にしてみれば、認められていないと思うでしょう。
これでは男性が他の人に行ってしまうのも当然では?とツッコミを入れてしまいそう。
続かない会話例への対策、続けられる会話例
第一印象は会話が終わった段階で形成されることが多いです。よい会話が続けられば、好印象となるでしょう。
解決策①疑問にはまず答えてから、返す
男:○○さんて、血液型何型?
女:O型って言われるんだけど、A型なの。△△君は?O型?
というように、まず答え、さらに答えやすいように、O型か?というYes/Noで答えられる質問を返しています。
こうすれば、相手も返事をしやすく、会話も成立しやすい。男性側も次の質問もしやすい雰囲気を作りやすくなります。
会話例② まず提案出したことを認める。「そして」を求める
上司:忌憚ないアイディアを出してくれ
若手社員:○○というのは如何でしょうか?
上司:そうだね。提案ありがとう。そのことについてもう少し説明してくれるか?
企画会議、特に新しい企画は前例がないのが当たり前なので、案を出したこと自体素晴らしいことです。否定する場所ではなく、意見を聞くところ。
若手社員も説明しているうちに、「予算」や「導入」などの難しさとその対策などで自ずから気が付くか、今までにない解決策を持ってくるかもしれません。
「Yes, and」は、他のコミュニケーションスキルでもよく使われます。
会話例③ 近しい人へ返事は感情を入れる
男:恋人よ、君への贈り物、探すつもりだ。
女:嬉しい!あなたが送ってくれる、都会とあなたを感じられるものなら何でも嬉しい。でもね、本当はあなたが傍にいてくれるのが一番良いの。
歌なので、韻を踏まないとダメなのは了解しています。だいいち、うまくいったら流行歌になりませんよね。
それはそうと、まず恋人同士なので相手のしてくれたことに関して。折角自分の為に時間などのコストを使ったことに対して、嬉しいというポジティブな感想を言うのが良いです。
次に、自分の希望や夢、相手に負担のかからないようにするのが良いです。
まとめ
会話はお互いに相手との周波数を合わせることが好印象につながります。そのためにはまず嫌われる事を避けることが必要条件。相手の言葉に対して「疑問返し」や「即否定」は使用してはいけません。会話を広げて好印象持たれるように心がけていきましょう
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