5月6月は色々悩んでしまう時期。
人それぞれ悩み・ストレスがあり
簡単に言えないですが、
「好死は悪活に如かず」です
中国古典から「好死は悪活に如かず」
出典は通俗編。清の時代、「てきこう(1736~1788)」による著で38巻からなる清の文化や諺、天文などを記した辞書。
「好死は悪活に如かず」の意味
漢字文字列を見ただけで、おおよその意味は分かると思います。
好死は潔い死に方。名誉ある死など、綺麗ごとに聞こえますが、結局は死ぬこと。
そして「悪活」は、悪あがきしても生き延びる事。
綺麗に死ぬよりも、悪あがきしても生きていた方が良い、という事です。
現代日本の問題点:好死は悪活に如かず
自ら命を絶ってしまう人数。日本では一年間に2万人から3万人。
20代から30代の死因第一位は自殺です。
私自身も精神的に追いつめられた時や過労の際、自ら命を絶つ選択肢が頭に何度も浮かびました。
自ら命を絶つことで「楽になる」「自分の苦労・状況を訴えられる」と思ってしまいます。
精神的に追いつめられると考えられなくなる
毎日生活を送っていて、マイナスの考えが常に頭を巡るようになってくると、余裕がなくなってきます。
現代の日本、来年は今より良い生活ができるでしょうか?
現在3割以上の人が「非正規雇用」。昇給などなく、契約期間が終われば生活が危うくなってしまいます。
一人暮らし・家族からも話をする余裕がないと、孤立感が。ネットでも自殺等の情報が目に付くようになってしまいます。
安定した生活ができない、来年どころか半年後の生活に楽しみが見つからない。
非正規雇用の拡大などは個人の問題ではないはずなのに、周りからは「自己責任」という言葉がかけられます。
不眠や食欲不振は黄色信号
精神状態が不安定になると、夜眠れない、食べ物の味が感じない、という事が良くあります。
必ず、という事ではないですが、これらの睡眠不足、食欲不振の原因が精神的なものの場合は、早めに対策をとることが大切。
助けを求める、対策をとる、というのは恥ずかしいことではありません。
精神科受診、というとハードルが高い、という考えがあるかもしれませんが、まさに「好死は悪活に如かず」です。
どうしてもであれば、まず近くの「内科」を受診して医師に相談しましょう。
三十六計逃げるに如かず
敵前逃亡などは恥。玉砕、桜の花のように散る、など言葉が言われ、死ぬことが美しく表現された時代もあります。
「逃げる」のは恥、と言われますが、実際、国のリーダーや「責任者が逃げ出す」というのはよく見られます。
都合悪くなると入院したり、海外に行く、等権力者たちはほとんど逃げています。
なぜ、責任のない人が責任を受けなければならないのでしょう?
自ら命を絶つよりも「逃げる」という事が大切です。
三十六計とは兵法や戦法等の事で、色々考えるより逃げるが勝ち!という事。
「逃げる」場所や状況
逃げるのは恥ずかしいことではありません。自殺しても、追い込んだ人間は一週間くらいで忘れます。家族はずっと暗いままです。
それなら、逃げる方がよっぽど良いです。
以前は「お寺」などで匿う、という時代もありました。場所によってはまだ受け入れている所があるようです。
違う地域で出直す、というのも一つ。
そして、住みにくい日本よりも海外で、必死に生きていくのも選択肢の一つです。
言葉が通じない、知らない人ばかり、と言われますが、困ったときはお互い様、という国が多いです。
ドラクエやFFなどでも戦いには「逃げる」という選択肢が必ず用意されています。
無様に生き延びても、必ず起死回生の機会はあります。
まとめ
「好死は悪活に如かず」について。潔い死や訴えるために死ぬよりも、無様に生き延びる方が良い、という意味。
現代日本で、自殺が年間約3万人。不眠や食欲不振などは早めの対策、そしてその時は無様でも逃げて、別の地域で生きることも選択肢の一つです。三十六計逃げるに如かず。
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