進路を決定づけた、思い出に残る「先生からの一言」(下ネタ注意)

教室雑記帳

note大学教育・子育て部の11月課題(募集テーマ)は「言葉の力を語る」です。
言葉は難しいもので、人を傷つけることも癒すこともできる、人間生活になくてはならない道具です。

因みに、募集要項はこちら。

尚、本文中に若干「下ネタ」が含まれるため、不快な思いをされないよう、あらかじめご了承ください。

言葉の力を語る

冒頭にも書いた通り、言葉は「道具」です。

発信した言葉が、ノイズやチャンネルなどを通って受信者へ。時として意図しない受け取りをされることもあります。

教員であればなおの事、親や年長者からの言葉、友人からの言葉がその人の一生を左右しかねる事にもつながります。

最近は政治家の先生から「誤解をあたえてしまった」と、自分(発信者)の意図とは違う受け取り方を受信側がした、とのことがマスメディアで流れることがあります。では、どのようなことを意図したのか、という事をしっかり説明してほしい、またメディアはそのことを真摯に放送すべきです。

思い出に残る先生の言葉

私も30年前は中学高校大学と一学生でした。小学生の時よりも中学高校時代の方が先生からの影響を強く受けるように感じています。

あらかじめ書いておきますが、私は男子高校・男子部大学と「限りなく黒に近い灰色の青春時代」を送ってきました。

①忘れられない「物理」を嫌いになった言葉

今でも思い出す「先生からの一言」、高校1年生の物理の時間。
物理の公式を覚える際、50代後半の物理の先生から
犬はDogだ、猫はCatだ。だからSin・Cos・Tan(サイン・コサイン・タンジェント)はそのまま覚えろ!」と言われました。

覚えられないから質問した、授業で必死に学ぼうとしたところでこの言葉。そこから私は「物理」という教科に対して脳がシャットアウト。全く理解できず平均点は20点程度だったと思います。

他のクラスの友人(物理は違う先生)が「物理は楽しい」という言葉を聞いて、愕然としたのを覚えています。

今思えば「覚える方法や面白く学べる方法」を知りたかったのに…と思います。

②忘れられない「化学」を好きになった言葉

同じく高校1年。物理ではクラス平均が19点で私は10点か20点でした。ただ、化学の先生は男子校の先生。

「覚えたもん勝ち!手段を択ばず使いこなせ!」

といったもの。お年頃の男子高校生。下ネタに絡むと一発で覚えてしまいます。

幾つか化学の先生が例に挙げたのが周期表のハロゲン元素(17族)の覚え方。
「ガラス越しのふっくらブラ汗、洋子さんは積極的にアタック」

ハロゲン元素は単体では不安定で化学変化を起こしやすい、取扱いに注意が必要です。
・ガラス越しのふっくら
・(F:フッ素。ガラスで保管ができない)
・(Cl:塩素。おなじみなので割愛)
・(越し:水道の消毒はCl塩素、海外ではFフッ素も)
・ブラ汗(Br:臭素 水銀Hgと臭素Brのみ液体)
・洋子さん(I:ヨウ素 昭和生まれ世代)
・アタック(At:アスタチン。通常試験で出ることはほぼない)
活性が激しいことから「積極的」に

自分の頭の中、理想の「洋子さん」が…。約30年前の男子高校生には、まるで頭の中に絵が浮かびます。

この分の良い所は、ただ並びを覚えるだけでなく、
ガラス容器で保管できない
水道の消毒に使われるもの
人体の消毒にも使えるもの(ヨウ素:イソジン)
高活性(保管に注意)

等が覚えられます。

これを読んだ方々、笑ってしまった方は「もう覚えて使いこなせる」レベルです。

この他にも「周期表の覚え方」も学びました。
「『水平リーベ』で覚えられなければ…」と教わったのも記憶に残っています。

後日、不快な思いをされる方もいるかもしれないので、有料記事でアップしようかと思っています。ネットに載っていいないのが不思議。

おかげ様で、この後の私は薬学部へ進み、そこでもこの言葉のおかげでコロナ消毒にも役立てていました。

まとめ

先生の言葉は、その教科の好き嫌いに影響し、進学進路にも影響を受けます。私は物理が嫌いになり、化学が好きになったのはやはり「先生の一言」。今回は下ネタを含んでしまいますが、現に私自身が「手段を択ばず、覚えたもん勝ち」なので、記事にさせていただき、皆様とシェアできれば幸いです。

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